癒しの大切さ

腰椎の骨折から早8か月が経過。
こんなに時間がたったのに、
まだ本調子に戻らない身体ちゃん。
参ったなぁ・・・と思う今日この頃です。

それでも重傷直後に比べたら、
格段に回復してるんですけれど、
どうしても「元通り」を思い描いて
良くなったことよりも、元に戻らない部分にばかりに
目がいってしまう。

いやいや、良くなってきたからこそ、
逆に元に戻らない部分にヤキモキしてしまうのかな。

まさにリハビリテーションなのですが、
「再び適した状態に」ということの難しさを
(言うは易しですが、そんな簡単なものではないな・・・と)
実感している毎日です。

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今回の骨折で、私は整形外科にお世話になりました。
整形外科の医師は、毎回レントゲンを確認してくれて、
「骨は良くなってきてます。潰れも大丈夫です」と
診断してくれました。
下肢のしびれや痛みを伝えると
「神経は大丈夫なんだけどな。様子を見ましょうか」
と毎回言ってくれました。
看護師さんも「様子を見ましょう」と言ってくれました。

それはそれで感謝しています。
きちんと診察して、診断してくれているのですから。
看護師さんも声をかけてくれたのですから。
でも、いつも何か不全感を感じていました。

骨折が一通り完治という状態を迎えた時も
下肢のしびれや痛みは残っていました。
医師に相談したら、
「そこは今回の骨折とは関係ない位置のしびれなんだよね。
筋肉の影響かな?ひどくなるようだったら、また来てください」
と言われました。
結局、しびれや痛みは残ったままですが、
骨折に対する治療は終了しました。

そのあと、自分なりに調べて、考えて、
とあるカイロプラクティックに足を運びました。

そこでカイロの先生が言ってくれた言葉が
自分にとってはとても嬉しいものでした。

「折れてしまった腰の骨を元通りにすることは
残念ながらできません。
そして残念ながら、あなたの腰の骨は
健康な時よりも、弱くなってしまったと思います。

しかし折れてしまったからこそ
姿勢に気をつけたりして生活することで、
もしかしたら、健康な時よりもよい姿勢が身について
健康な時よりも、腰に負担をかけることが
なくなるかもしれませんよ。

そうすれば、他の腰の骨が折れていない人と同等に、
もしくはそれ以上に、よい生活を送れるかもしれません。

あなたがそういう生活が送れるように
一緒に考えていきたいと思います。」

カイロの先生は、折れた部分に触って確認しながら
こんな言葉をくれました。

カイロの診察が終わった後、
なんだか安心して泣いてしまいました。
そして自分が求めていたものを実感しました。

癒し。

大丈夫だと言ってほしかった。
隣にいて、一緒に頑張ろうと言ってほしかった。
前に向かって進もうと励ましてほしかった。

支え。
励まし。
パートナーシップ。

看護の世界では当たり前だとされているもの。
リハビリテーションの世界でも当たり前とされているもの。
この当たり前が、どれだけ当たり前として
医療の現場では行われているのだろう?

忙しい病院診療の世界で
ましてや外来という場所では
そこまで手が回らなことも多いのかもしれません。

ましてや私は「成人期」。
一見、自分のことは自分でできていて、
不安を抱えているようにも見えなかった・・・。
腰は痛くて、足はしびれていても、
独歩で受診し、淡々と自分の症状を伝え、
医師の話を理解して、
病気に対しての受け止めや対処が
自己処理できているように
みえていたのだと思います。

でも、そんな「成人期」の人であっても
実は不安で、癒してほしいと思っている人が
もしかしたら相当数、いるのかもしれません。

だからこそ、看護師さんには癒しを与えてほしい。
そんな「成人期」の人に対しても、
受容、共感、支え、励まし、癒しを
ともに歩もうというパートナーシップを
発揮してくれたらいいなぁ・・・と
自分を通して、初めてリアルに感じました。

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癒しの大切さ。
自分が患者になって
さらにさらに実感しています。


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待合椅子

私がお世話になる某病院。
生理検査室は地下1階にあって、
夕方に行くと、ちょっとヒッソリ。

そこの待合椅子は
背もたれに2つのボタンがくっついています。

左端の椅子は、背もたれの真ん中下側が少し破れていて
なんか…顔みたい。
私はいつもなんとなくココに座ります。

真ん中に並んでいる椅子は
ボタンが取れかかっていて、ちょっと悲しい顔。
検査待ちのときは、
なんとなく避けて座ってしまいます。
なんだか結果まで悲しくなりそうだから。
そんなハズないんですけれども。

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そんなこと気にせず座っている人もいます。
そりゃそうですよね。だって非科学的だもの。

でも気にする私にとっては気になる待合椅子たち。
験を担ぐじゃないですけれど、
小さなことで患者の心は一喜一憂です。

家族ノ立場1

人生、生きていれば、いろいろなことがあります。
今回の記事は、家族が病気になった時に、書き留めたモノ。
人間って本当に、生きている間は
いろいろなことに一喜一憂しているんですよね。

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大切な人に届いた
某病院からの検査結果の葉書。

”検査の結果、
異常はありませんでした。
(採血、エコー)”

ああ、よかった。
ほっと胸をなでおろした後に
書かれていた一行の言葉。

”CTの結果、
肺に1つ小さな影が確認されました”

この一行が何を意味するのか
わからなければ
ある意味、幸せだったなと思います。

そして
この一行が何を意味するのか
わかる医療者で、きっとよかったんだなとも思います。

大丈夫
大丈夫
大丈夫

落ち着いて
落ち着いて
落ち着いて

何をこんな
たった一行に動揺しているのか。
こんなのただの文字の羅列。

看護師として働いている時には
いつも見慣れていた言葉たち。

ああ・・・立場が変われば
こんなにもこの文章が、脅威であり衝撃となる。

医師はどんな気持ちで
この言葉を書いたのだろう。

もしも看護師としての私だったら
どんな気持ちで受け止めるのだろう。

家族としてコレを受け止める人のことを
どこまで配慮することができたのだろう。







大丈夫
大丈夫みたい
こうやって冷静に考えられる

家族看護の必要性
家族を支える大切さ
家族の強さ
家族の弱さ
自分の強さ
自分の弱さ
いろんなことを考えます。

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看護師の私ではなく、ただの一般人である私の視点ですね。
家族が病気になれば、その時は看護師ではなくただの私です。
周りに「貴方が看護師で良かったわね」と言われ、
「看護師なんだからしっかりしなくちゃ!」
そう思っていたときに、恩師の先生が言ってくれました。

「そんな時に看護師じゃなくていいのよ。
そんな時まで看護師だったら辛いじゃない。
そんな時まで看護師だったら、家族は悲しいわよ。
何もできなくていいのよ。
だって、そんな時、あなたは看護師ではなく、家族なんだから」

涙が出そうでした。
今更ですが、先生、有り難うございました。

寝心地ワルイ・・・

【入院体験話⑥】

入院中に切実に感じたこと。
病院のベッドは何故こんなに寝心地が悪いのかということ。

看護師として働いている時
ベッドの寝心地について考えたことは
皆無だったかもしれません。

シーツの皺がないか・・・
寝具が汚染されていないか・・・
患者さんにデクビができないか・・
寒くない程度の布団があるか・・・
そんなことばかりを気にしていたような気がします。

どうしてそんなことを気にしていたのか・・・?
当然のことながら、患者さんの安楽のためだったハズ。
それなのに、私は肝心な寝心地についての視点が
ポコンと抜けていたことになるんですね・・・。

患者として病院のベッドに寝てみて
はじめて「寝心地」について考えました。
そこで初めて、病院のベッドの寝心地の悪さに気づきました。

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マットが硬いです。
枕が硬いです。
シーツの触り心地がいただけません。
シーツ交換の後はぬくもりが消えて冷たいです。
掛け布団しかありません。タオルケットが欲しいです。
とても無機質な感じがします。
ベッドが身体を受け止めてくれるような感じがしません。
布団が身体を包み込んでくれるような感じがしません。

身体が辛くて苦しい上に、寝心地が悪いなんて!
寝返りをうってもうっても、ベストポジションが見当たらない!
寝苦しいよ~、辛いよ~(泣)

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睡眠は人間にとって、とても大切なモノです。
一生の3分の1は寝て過ごすといいます。
だから、睡眠時間も大切ですが、睡眠の質も大切。
その睡眠の質を得るために、寝心地のよさは必要不可欠です。
ましてや病気で、身体の消耗を最小限にしたい場合
体力の温存や回復のために、寝心地は命です。

それなのにっ!!!

もちろん文句ばかりはいえません。
寝心地が良いベッドや寝具はコストがかかります。
入院環境に、自宅と同じ環境を求めることはできません。
あまり寝心地が良いと、退院したくなくなるかもしれません。
急性期などは、寝心地になんてかまっている必要が
無いのかもしれません。

・・・でも、例えばターミナルの患者さんはどうなのでしょうか?
寝たきりに近い生活を送らざるを得ない人はどうなのでしょうか?
痩せてしまって体が痛い患者さんはどうなのでしょうか?

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フカフカのお布団で眠りたい・・・。
早くお家に帰りたい・・・。
入院中、これは私にとって切実な問題でした。

健康な普通の人の睡眠について
あれだけいろいろなことが叫ばれ
「快適な眠りは布団から」「寝心地が人生を左右する」
なんてキャッチコピーまであるのに
どうして病人の寝心地について深く語られないのだろう?

病院のベッドの寝心地をもう少し良くしたら
何か変わるんじゃないかな・・・なんて考えてしまいます。

ホスピスのベッドは寝心地がよさそうだったなぁ・・・。
一般病棟のベッドを見て、少しでも患者さんの寝心地が良いように
どうしたらいいのかなぁ・・・と日々、考え中でございます。
少なくとも、一般病棟のあの状態が
患者にとって当たり前だとタカをくくってしまわないように
問題意識をもって看護したいなぁ・・・と思う日々です。

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勝手に寝具特集!よく見る枕編!

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病院にはいろんな枕が生息しています。
いつかコンプリートしてみたいと思っております。
(きっとまだ幻の枕があるハズ・・・)

挨拶シマショ!

【患者家族体験話①】

病棟内、もしくは病院内で
他の人とすれ違った時、どういう対応をしますか?

★  ★  ★

ウチのおばあちゃんが入院していた病院でのこと。
ある看護師さんが、ベッドサイドでおばあちゃんのアナムネを取り
入院やら検査やらの説明などをしてくれました。
とてもニコやかな感じの素敵な看護師さんで
こちらの話も、とても親身になって聞いてくれていました。

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さて、アナムネが終わり、私たち家族は休憩がてら売店へ。
そして病室へ戻る途中、廊下で先ほどおばあちゃんのアナムネを
とってくれた看護師さんに出会いました。

当然のことながら・・・
先ほど、ベッドサイドでいろいろ話をしたのだから
看護師さんは私達に面識があり、私達のことを覚えていると思いますよね?
家族側の心境としては当然のことです。
「先ほどはどうも・・・」と頭を下げようとしましたが
その看護師さんはこちらに目もくれず、歩いていってしまいました。

その時の家族の心境・・・如何なものでしょうか?

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「き・・・気がつかなかったのかしら?」
「そうかもな。忙しいんじゃないのか?」
・・・いや、私達のこと覚えてないんだと思う・・・。
もしくはうろ覚えで、きちんと認識できていないんだと思う・・・。

★  ★  ★

家族にとって、その日におばあちゃんを受け持ってくれる看護師さんは1人です。
でも看護師さんにとって、おばあちゃんは本日の受け持ち患者の1人に過ぎず
ましてやその家族の顔までバッチリ覚えることができるかといわれると
「できます」とは言い切れないのではないかと思います。
患者さんの顔は、結構すぐに覚えることができるのですが
その御家族となると・・・私は自信がありません。

この経験した時、私は「しまった!」と心底思いました。
おそらく、自分の働く病院内で同じことやってるなと思ったのです。

自分の所属する病棟内では、結構気合をいれているし
病棟の廊下ですれ違う時には、挨拶をする、もしくはペコリと頭をさげる
習慣が身についています。
けれど、病院内の廊下でそうかと言われると、そうではなかった・・・。
患者さんの家族に会うのは、病棟内とは限りません。
病院内だってそうだし、広く考えたら病院の敷地内はありですよね。

もちろん正確にご家族の顔も把握できれば一番だと思うのです。
(現に、一発でほとんどの人の顔をおぼえることができるナースもいます)
でも・・・残念ながら私は人の顔を覚えるのが大変苦手です。
そして、挨拶をすること自体、私は得意ではありません。
では、どうしたらいいか。

とにかく、病院内で会った人には、ペコリと頭を下げるようにしました。
すれ違う時はペコリ。
エレベーターで会ってもペコリ。
で、近距離の人には「おはようございます」等の挨拶をする。

これだけでずいぶん印象が変わるんですよね。

挨拶って、意外と、されるとできるものじゃないですか?
しかもされて嫌な気分になる人って少ないと思います。
逆に挨拶したのに応答が返ってこないと、なんだかガックリします。
でもそんな時は、気がついてもらえなかったかな?と軽く考えて
それでも相手からの挨拶が欲しければ、もっともっと近づいて
相手にはっきりわかるように挨拶をすればいいんだって気がつきました。

ペコリと頭をさげて行くと、意外とこちらが認識できていなくても
「この間はどうも」とか「あ、一昨日の看護師さん!」なんて
あちらからアクションを起こしてくれて、それをきっかけに
この人が誰だったかを想起することができたりするのです。

そしてこれは、患者さんや御家族に限らず
病院で働く医師、看護師、コメディカル、他のスタッフにも共通します。
医療者同士って、面識がないと病院内でも全然他人みたいですよね。
同じ病院で働いて、もしかしたら同じ患者さんに携わっているかもしれないのに。
だからぜひ、すれ違ったらペコリと頭を下げて挨拶してみては?と思うのです。

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でも根本的に私も閉鎖系な人間なので
ユニフォーム着用時にしか発揮できない業なんですけれど。
少しずつ、病院外でも開放系にしていきたいな・・・と努力中なのでした。

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ご訪問いただき有り難うございます。当ブログはナースyoyocoの日常を綴った”勝手に看護覚え書”です。ほぼ自己満足で出来上がっており、医療に役立つ内容にはなっておりません。日々働く中で考えたこと、感じたこと、そして周りの楽しい仲間達について、私的視点から描いています。興味のある方はどうぞご覧ください。

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