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リハとの連携
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「リハビリって1日1回リハ室に来てやっても意味なくないスか?」

理学療法士さんが病棟にやってきて
リハビリで担当してる患者さんがベッド上で抑制されているのを見て一言。

毎日リハビリのためにリハビリ室へ行っているのに
リハビリの時間以外は、危険動作があるという理由で
ベッド上で抑制されている患者さん。

本来なら排泄介助だって、きちんと車椅子に乗せていったほうがいいのに
(ADL上はそういうことができる患者さんのハズなのに)
抑制されているし、尿意がハッキリしないため失禁になってしまう患者さん。

尿意がハッキリしないなら、排尿誘導という方法だってあるハズ。
だけどできていない現実。
尿意がハッキリしないって本当だろうか?
ナースコールに即時対応ができず、モゾモゾするのを抑制して
失禁にさせてしまっていることがないとは言えないのでは?
そして失禁するからという理由に託けて
オムツにしてしまっている可能性はないのでしょうか?

患者さんが何のために、どんなリハビリをしているのか
看護師が把握しきれていない事実。

毎日リハビリしているのに、ちっともそれが生活に生きていない。

「なんか、すっげぇ虚しい感じ。
1日1回リハビリ室にくるよりも、排泄の時、車椅子にきちんとおりるほうが
よっぽど大腿四等筋の訓練になると思うんすけどね~」

ご意見ごもっともです(反省)

やろうと思えばできるハズ。
きっちり援助を行えば、手間はかかってもそんなに時間はかからない。
何ができて何ができないのかを私達は本当に把握できているのかしら。

看護の基本は日常生活動作の援助。
それができずに、点滴やら検査だしに追われるようでは
本末転倒なのでした・・・。

リハビリとも連携しないと・・・。
ただやってるだけ・・・では何の効果もないですよね。

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怖い先輩様

「あの先輩怖いよね~」なんて時々噂しますが・・・
私の中で、究極に怖い人は看護師の先輩であるMさんです。

怖い・・・にもいろいろあるんですが、Mさんはいわゆるキレる人。
キレるっていうのは、いきなり怒り出すというほうのキレるではなく
人を観察する力がすごくて、本心を見抜かれる感じのする人。
もちろん、仕事も超できる人なんです。

Mさんとの出会いは衝撃的でした。
後ろから肩をたたかれて「アナタさ、姿勢悪いんだけど」でした(爆)

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それはそれはビックリしました。
確かに背が高いのが嫌で猫背気味だったんですけれど
そんなことは初対面であまり面と向かっていわないですよね?
それをズバッといってくるあたり、今考えるとさすがMさん(恐)

しかも後輩達に向かって一言。
「ニコニコ、ヘラヘラ、うわべ笑顔で優しいだけの看護師は
うちにはいりませんので、そのつもりで」

怖い~~~っ。怖すぎますよね。こんなこと言われちゃったら!

ある日、患者さんへ現在の病気の状況に対するムンテラがありました。
患者さんがご自分の病気や今後のことをどのように考えているかを
医療者側が把握することは、治療方針を決めていく上で
とても大切なことでした。
でも患者さんの病状はとてもシビアで、治療をしても悪くなる一方。
医療者側に対しても、少し不信感や苛立ちを感じている様子でした。
プライマリーだった私は、患者さんの思いを受け止めていく立場
だったのですが、経験も浅く、雰囲気的にも気まずくて
患者さんに思いを聞くことができませんでした。

いや、できなかったのではなく、たぶん、しなかったんだと思います。
答えられないような問いをぶつけられたら困ってしまうと思ったから。
文句などを言われて自分が嫌な思いをしたら、嫌だなと思ったから。

するとMさんがナースステーションに戻ってきた私に一言。

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「アナタ、逃げたね。今、絶対に踏みとどまらなくちゃいけない所だったのに」

もうその瞬間「見透かされたっ!」って思いました。
それでも頑張って言い訳。「もう少し信頼関係ができてから・・・」
するとMさんは、またまた一言。
「そんなこと言ってる人は、この先いつになっても同じだよ。
今を逃したら、絶対にあの患者と信頼関係は築けないよ。
今聞けなくていつ聞くの?!死ぬ気で行って来い!!!」

もう、ビックリして、ビックリして、ビックリして!
でもそのまま患者さんのベッドサイドにいって、思いを聞くことができました。

「患者さんに対して、こっちだって真剣なんだよって姿を見せて。
いつもと同じ笑顔で、同じように接するんじゃなくて
時にはすっごく真剣な顔をして『お話してもいいですか』って接してみて。
相手に、こちらの真剣さが伝わらなきゃ、信頼関係なんていくら
時間が過ぎたって、出来上がらないんだよ」

Mさんの言葉をきいて、脳天から雷が落ちたような衝撃をうけました。

嫌なことは避けて、核になる部分に触れないようにして
なんとなく不可をなくして、事なかれで仕事をこなして
いつもニコニコしていると、なんだかそれで済んでしまうことってありませんか。
・・・でも、それじゃあダメ。
人間と真剣に向き合うって、そんなに簡単なことじゃない。

「サービス業の接客をしてるんじゃない。看護師をやってるんだよ」
「病気に接してるんじゃない。人間に接してるんだよ!」
・・・Mさんの口癖です。

とても怖いMさん。今は滅多に会いませんが
もし会ったら何を言われるかと毎度ドキドキバクバクします。
Mさんと会うと必ず言われること。
「アナタ、伸びてる?成長、とまってない?
まあいいかって流されたら、そこでストップだよ」
いつ聞いてもキビシイお言葉。胸がイタイ・・・。

でも私にとってMさんは一番尊敬する看護師さんなのでした。
私の猫背の改善もMさんのおかげです。
・・・ついでに性格も矯正してもらえないかな・・・。

DS心電図

心電図学習もついにDS!
お友達のお家でやらせてもらいましたが面白かったです。
救命救急時代、K先輩に医学書で頭をひっぱたかれて
覚えさせられたおかげで、かなりいい線までクリア(笑)
なかなかタメになります、DS。やるなメ○ィカ出版。

ワタクシ個人としては、↓のようなゲームがよかったなぁ・・・と。

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ほら、標準12誘導心電図を測定する時の色で(笑)
セキグチクン(赤・黄・グリーン・茶色・黒・紫)ですよ!懐かしい!

ちなみに考えていたらどんどん妄想が膨らみました。
sentaired.gif sentaigreen.gifsentaiyellow.gif

ハートレッド!ハートグリーン!ハートイエローです!(馬鹿)
これで「悪の不整脈組織」と戦って欲しいなぁ・・・なんて。
ちなみに武器はリドカイン銃とか、アトロピンバズーカーとか。
6人で力を合わせると、DCショックウェーブという大技が出せます!

・・・どうしてこんなに私はお馬鹿なのかと頭をひねりたくなりました。

心電図ってニガテって思うとなかなか覚えられませんよね。
私も最初はニガテでニガテでどうしようかと思いました。
それなのにK先輩は怖いし、CCUの勤務はまわってくるしで
踏んだり蹴ったりな日々をすごしました。

【心電図はリズム!そして心電図はストーリー!】
なんだそうです。よくわかりませんが、そういわれました(苦笑)
誰に?もちろんK先輩ですよ!

心電図ストーリーは機会があったら紹介したいと思います。
(あの、よくあるやつですよ。P波が店長でQRSがバイトとかという)

心電図戦隊は特撮好きの主任さんにコッソリ捧げようと思います。

家族関係はモビール

学生の頃「家族看護」という授業がありました。
内容はほとんど覚えていない・・・(笑)
でもその先生が言っていた一言だけを何故か記憶しています。
そしてノートに書き留めてあります。

「家族関係はモビールです」

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その時は「ふ~ん、モビールね」程度の理解であまり考えもしませんでした。
【家族も一緒に看ていくことが大事】なんて書いてあって
「そんなの当たり前じゃん。わかってるさ」程度の理解でした。

実際の臨床でも看護計画を立案する時に
【家族にもケアに参加してもらい、患者ともども家族を支えていく必要あり】
なんて、ごもっともなカッコイイ、アセスメントを書いたこともあります。

いやいや、その時は本当にそう思って書いたんですよ。
そう!わかっているつもりで書いたんですね。

しかし!この度、私は本当に患者の家族の立場を経験してしまいました。
家族って患者本人よりも揺れ幅が大きかったりします。
これには、ちょっとビックリしました。

上のモビール人形を両親として下をその子どもとします。
ちなみに患者は左端のモビール人形としますよね。
うちの場合は、患者本人はキモが据わっていて大して揺れませんでした。
でも、お隣の配偶者が結構揺れる揺れる。
そうするとその下の子どもモビールはその影響で揺れる揺れる。
ちなみに、子どもモビールが動揺して揺れれば
その揺れは患者本人を揺らすことにもなります。
そうやって家族はモビールみたいにつながっていて
良かれ悪かれ揺れが伝わる仕組みになっているのです。

家族は患者のツライ様子を見て、患者以上にユラユラ。
医師からのムンテラを聞いて、患者以上にユラユラ。
大丈夫という患者の言葉をきいて、それでもユラユラ。

患者本人は結構楽観的。「よかった!自分が患者で!」だそうです。

家族はなぜかいつも心の中に小さなさざ波が立っていて
ちょっとしたことで、ザワザワザワザワって気分になるんです。

「家族ってモビールだわ・・・」ということを今回実感いたしました。

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最近はずいぶん落ち着いてきて、「家族の心境もブログネタだよ」なんて
患者本人に話しながら、その時々に感じる心境をメモメモしていますが。

看護師が患者同様に(いや、状況によっては患者以上に)
家族を支えていくことの大切さを、改めて心に刻みたいと思いました。


↓続きを読むは拍手コメントの返信です。アリガトウゴザイマス。
read more→
モデルデビュー?

とある大型書店にいくと医学書コーナーがあって
看護師&看護学生向けの雑誌がたくさん並んでいます。

みんないろいろな趣向を凝らしているので、読み応えあり!
一冊一冊は高いので、ペラリペラリと立ち読みしました。

・・・それにしても看護系雑誌、増えましたね~。

学生の頃、この雑誌に学校紹介やら看護師紹介やらが載っていて
「どうやったら、ウチの短大にも取材にきてくれるのかな?」
なんて、みんなで図書室で雑談したのを覚えています。
1ヶ月に1冊ずつだから、年間12の学校しか表紙を飾れない。
もし選ばれたら、結構な思い出になりますよね?

・・・と思っていたら、ある日、その雑誌の撮影に出くわしました。
撮影してくれるのは、本当にカメラマンさんで
本当にいろいろなシチュエーションで何枚も撮影してくれるんです。
(いや、デジカメとかで1枚とって終わりかと思ってたんですよ)

学生さんたち、すっごい嬉しそう!
しかも、モデル業もまんざらでもなさそう!
そしてカメラマンさんや周りのスタッフさんの盛り上げ方もプロ!
学生がどうやったら、素敵に写るかを知ってるんですね。
「うわ~いいなぁ・・・」
見ているコッチまでなんだか嬉しくなってしまいました。

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心残りだったのは、上記のようなChoo Choo TRAINポーズじゃなかったこと。
いや・・・別にいいんですけどね。

睡眠不足大敵

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睡眠不足がちょっと続くと、頭痛が発生します。
若かりし頃(?)は、深夜と深夜の間も遊び歩いて
そのまま寝ずに夜勤をこなしていたハズなのに。
めっきり、睡眠不足に弱くなってしまいました。

「夜勤をやっている人はサーカディアンリズムが崩れるから
早死にするんだよ」なんて恐いことを昔、聞かされました。

睡眠って本当に大切だと思います。
夜勤をこなす看護師さんにフトン屋さんがフトン売りにくるもの頷けます。
(あれ?フトン屋さんじゃないですかね?)
寝心地のいいフトンで眠れる時にぐっすり眠って
身体も頭もゆっくり休めて、仕事への活力を充電しましょう~。

ああ、それにしても、この時期のお昼寝も最高です。

看護師失格デスカ?

【入院体験話④】
またか・・・と思う方、飛ばしてくださいね。
今回は『看護ってなんだろう』という話です。

相変わらず熱は38度台が続いていて頭と関節はズキズキでした。

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ラウンドに来た看護師さんに「頭が痛いんです・・・」と訴えたら
「そうですね、ずっと熱が続いているからね」と答えてくれました。

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次の看護師さんに「頭が痛いんです」と訴えたら
「炎症所見が高いからね。でも下がってきてるから大丈夫」といわれました。

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他の看護師さんに「頭が痛いんです(涙)」と訴えたら
「だったら痛み止め使う?先生に聞いてみるよ?」とのことでした。

誰も、私の痛い頭に手を伸ばしてくれる看護師さんはいませんでした。

↓↓↓

ずっと持続点滴が続いていて、点滴の刺入部がチクチク。

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看護師さんに「点滴のところが痛いんです・・・」と訴えたら
「う~ん、漏れている様子はないし・・・もう少し様子を見ましょう」といわれました。

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次の看護師さんに「やっぱり痛いんです」と訴えたら
「ベースがラ○テックからT3に変わったからかもね・・・」といわれました。

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他の看護師さんに「点滴が痛いんです」と訴えたら
「あとちょっとで終わるから、もう少し頑張りましょう」といわれました。

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ついでにラウンドにきた医師に「痛いんです」といったら
「あんまりそういう人っていないけど・・・気にしないで」といわれました。

誰一人として、痛みを何とかしようと思ってはくれなかったのでしょうか?

頭が痛いとお話した時、看護師さんは頭痛の理由を
私に教えてくれました。
点滴が痛いと訴えた時、看護師さん(および医師)は
自分なりのアセスメントを聞かせてくれました。

患者だった私は、痛みの理由を説明してほしいわけでも
アセスメントを聞かせて欲しいわけでもありませんでした。
今、ここに存在する苦痛を何とかして欲しいと思っただけだったのに。

メソメソしていたら、掃除のおばちゃんがやってきて
「泣くんじゃないよ!大丈夫」といって
私の額に手をあてて、布団をポンポンしてくれました。
(掃除のおばちゃんは私がここのナースなのを知ってましたので)

もうその時は涙が溢れてきてしまって泣いてしまいました。
ああ、これが看護じゃないのかな・・・。

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看護師さんが悪いのではないと思います。
「理由を説明して患者さんを安心させよう」
看護師さん達はそう思って、一生懸命説明してくれました。
私が臨床にいた時も、きっと同じことを意識もせずにやっていたハズです。
でも看護師の視点の患者の視点はこんなに違うこともある・・・。

訴えの多い患者だなと思われたかもしれません。
神経質な患者だなと思われたかもしれません。
私が看護師の立場だったら、そう思ってしまう可能性があるから。

あ~あ。本当に私は患者のことが何もわかっていなかったなぁ・・・。
知らない、わからないことでこんなにも患者さんを傷つけているんだな。
看護師経験●年、看護師失格・・・と思った出来事でした。

→NEXT⑤へ

いい人の曖昧さ

【いい人】という言葉をみなさんはどう思いますか?

「新しくきたドクターってどんな人?」
『なんかね、わりと【いい人】だって評判だよ』

「11階病棟の主任さんと今度研究やるんだけど・・・」
『前に一緒に仕事したけど、すっごく【いい人】だよ!』

「今度移動してきた看護師さんってどう?」
『なんか【いい人】らしいよ』

みなさんの職場でも、いろんなところで【いい人】は登場していませんか?

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【いい人】という評判を受けている人に対して
自分があまり「この人は【いい人】だ」という感情が持てなかった時
私自身はとても複雑な気持ちになります。
「?あれ?ほとんどの人が【いい人】だっていってるのに
どうして私はそういう風に思えないんだろう?」

きっと【いい人】なんだろうと思って接するのですが
やっぱり【いい人】とそんなに感じない場合は
さらに複雑でモヤモヤした気持ちになります。
そして「どんな風に【いい人】なのかなぁ・・・」と天邪鬼に思いつつ
その人を知るべく、眺めています。

【いい人】ってすごく曖昧な抽象概念ではないでしょうか?
いつも明るいから【いい人】なのでしょうか?
仕事が早いし確実だから【いい人】なのでしょうか?
後輩に優しくて慕われているから【いい人】なのでしょうか?
自分と気があうし楽しいから【いい人】なのでしょうか?
それとも・・・貴方にとって都合が【いい人】なのでしょうか?

人を形容する場合【いい人】という表現は極力避けるようにしています。

「仕事が早くて正確だという評判が高い人みたい」とか
「優しくて後輩に好かれているらしいよ」
という風に具体的に説明することを心がけています。

【いい人】は褒め言葉かもしれませんが
私にはオブラートにくるんだ当たり障りのないボヤけた
表し方に聞こえてしまいます。

患者さんに対する形容も同様。
何かインシデントがあった時なども
「え?あの患者さん、【いい人】なのにね」と表現されることがありますが
・・・だから何なのだろう?どのように【いい人】なのだろう?

そんな風に考えちゃう自分は相当捻じ曲がっているな・・・と
感じつつ、やっぱり【いい人】は曖昧だよな・・・と思う次第です。

症状があるからこそ

誰だって辛い症状があるのはとっても嫌なことです。

乳がんの患者さんであるHさんは現在抗がん剤治療中。
3週間に1回の抗がん剤投与ですが
投与2~3日で吐き気が出現し、3~4日それが続きます。
そして2週間目には白血球が下がるので3日注射に通います。
髪の毛も抜けてきたので、美容院で五分刈りにしました。

がん患者さんにとって腫瘍を摘出するための手術はツライことですが
それ以上に、実際に辛いのは後の抗がん剤治療のほうかもしれません。

でもHさんはとっても前向き。

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「抗がん剤をやって吐き気でぜんぜん食べられないのって
確かに辛いんだけど、吐き気が治まって食事をした時の
こんな喜びを体験できるなんて、すごく良い!」

「食べ物ってこんなに美味しかったんだなって思うの。
胃がバクバク食べ物に噛みついているのがわかるのよ」

「今までいかに食べ物に無関心だったかがわかるわよ。
こんなに美味しいんだ!ありがと~って気分になる」

Hさんは本当にニコニコ、自分の体験を語ってくれます。

「だるかったり症状があるのは辛いけれど、症状があるのがいいの。
抗がん剤でとっても身体がまいっている時に
症状が何にもなかったら、無理しちゃうでしょ?
『今は身体がキツイんだから、大事にしろよ』
っていうシグナルをきちんと身体が出してくれているのよ。
症状が強いってことは、それだけ労わらなきゃならないってことよ」

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なるほど。すごい発想!
身体は『治ろう!今、身体はこんな状態だよ~』というのを症状として出して
『今、身体の中頑張ってるよ!戦ってるよ!』って教えてくれつつ
『だから身体の外身も無理しないでね!』と
教えてくれているというわけですね。

いやはや、患者さんって本当にすごいなって思います。
こういう発想は看護学をやっていても授業では教えてもらえないコト。
でもなんだか身体の神秘を言い当てているような気がしませんか?

机上の教科書では学べないこと。
教えてくれるのは、いつも患者さんです。


新人チヤホヤ

新人さんというのは、チヤホヤされる存在です。
だって新しい人が来るって新鮮で嬉しいじゃないですか。
でも嬉しくない人もいたりします。
新しい研修医がきた時の、研修医のN先生の面白い反応(笑)

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なにをフテクサレてんですか~(笑)
貴方も2年前にはイケメンだのなんだのでチヤホヤされたじゃないですか(笑)

「・・・いいんだよ。俺の時代は終わった・・・」
まったくもって面白いN先生でした。

二律背反

そろそろ冬の星座も春の星座とバトンタッチです。

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冬の星座の代表格はオリオン座ですが
オリオン座にはベテルギウスというお年を召した一等星があります。
私達のところからの距離はおよそ500だか600光年。
600光年!光の速さで600年!
今、私達が見ているのは600年前の光なのだそうです。
もしかするとベテルギウスは今はもうないかもしれないそうです。

今ある私自身の生活も、もしかしたら明日にはないかもしれません。
通勤途中の電車に轢かれて死んでしまうかもしれない。
天変地異がおきて死んでしまうかもしれない。
私の明日が絶対にあると保障したり断定するすることはできません。
明日ってなんて不確実なものなんだろう・・。

それでも、来週からの勤務は大変になるな~なんて考えています。
夏に行く旅行の計画を立てなくちゃな~と考えています。
年末に修論は出来上がるのかなぁ・・・と考えています。
明日が不確定なのに未来を見て生きています。

明日死ぬかもしれないと考え、でも未来を見て生きている。
未来があるって人間にとってすごく大切なことなんですね。
生きる糧ともいえるのでしょうか。
未来という希望を食べて生きているのかもしれません。

死に逝く患者さんの中には「もう長くない」という気持ちをもっている人がいます。
でもどこかで「もしかしたら治るかも知れない」という気持ちも持っています。
相反する想いが1つの身体の中に同居しています。

絶望と希望は紙一重なのかもしれません。
そして人間はいつもその間をいったりきたりしながら
生きているのかもしれません。

世の中は二律背反でできているのかな・・・と考える今日この頃です。
そう考えると、どんな絶望の中にも、きっと希望は隠れていてくれそうです。
どんなに病気などでツライ状況にあっても
かならず希望のかけらを見つけることができると信じたいですね。

とあるがん患者さんの手記を読んでぐるぐるぐるぐるしてしまいました。

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今日も当たり前のように生きている・・・不思議なものです。


森のくまさん来襲

≪森のくまさん、来襲!!!≫

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N美さんからのメールです(笑)
やってきましたか・・・ついに新人がやってきましたね!
腕の見せドコロですぞ、新人教育担当!

(N美さんは3/6の記事で登場した新人教育担当さんです。
そして森のくまさんとは新人看護師さん達を指す勝手なあだ名です。
読んでいない方は、ぜひ3/6の記事を。そうするとわかると思います。)

1年後、いったいどんな成長を見せるのか楽しみなトコロですが・・・。
今年もバラエティーな森のくまさんがいらっしゃったようです。

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①ちょっとオドオドした森のくまさん。
②キョロキョロしている森のくまさん。
③集中してお話聞きます森のくまさん。
④ソワソワ落ち着きのない森のくまさん。
⑤おそらく既卒な感じの森のくまさん。

N美さんはさっそく、ニューカマー相手にオリエンテーション。
しかしやはり一筋縄ではいかないのが、毎年のオリエンテーション。
そして森のくまさんたち。

-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

≪今年は初日から、ひ弱な森のくまさんに出会っちゃったよ!≫

ひ弱な森のくまさん・・・?

≪オリエンテーションしてたら、2人がフラフラし始めて
どうしたのっていったら、貧血です、いつもの事ですだってよ!≫

・・・くまさん、貧血だったんだ・・・。

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≪朝ごはん食べてきたの?って聞いたら、いつも食べませんってさ。
朝くらい鮭の一匹捕まえて食って来いって感じ!
森のくまさん共は、年々、ひ弱になる傾向あり!≫

・・・N美さん、初日から天誅モード一直線な感じでした(爆)

看護師さんとして働くためには身体は資本です!
元気じゃないとしっかり患者さんをケアすることができません。
体調管理も仕事のうち!と私も先輩によく言われました。
朝ごはんはしっかり食べて、身体に栄養を送って仕事に臨みましょう!

・・・そうしないと、N美さんが恐いぞ(笑)

≪かかってこいってんだ!森のくまさんども!うけてたつ!≫

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・・・いやいや、何いってんだ、アンタ。
N美さんは、とっても教育熱心な新人教育担当さんなのでした。

≪師長ヨリ緊急指令アリ!
森のくまさんハ絶滅危惧種ニ指定サレマシタ。
絶対ニ絶滅(辞メ)サセルナトノコト!!!≫

・・・絶滅危惧種・・・(汗)新人さん、頑張って!!!

配膳ナース

お食事の時間がやってくると
俄然、張り切るナースKちゃん。

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「お待たせいたしました~。塩分制限6グラム食のT村様~♪」
「こちらは春限定,カロリー制限食1500で~す」
配膳の時、マジ楽しそうだ・・・.

Kちゃんの配膳は、デ○ーズ仕込み。
踊るように軽やか。高校から短大までずっとバイトしてたそうです。

食べたくないな~と思っている患者さんたちも
Kちゃんが配膳するとなんだか楽しそう。

『不味いから、食欲ないから、食べん~』という患者さんに対しては
「食べなくていいですよ~。でもぜひ見て下さいよ!」
「見たら感想を教えてください!」
「まったく、このサラダのきり方は何だ!でもいいですよ~」
「不味いも大歓迎!どういう風に不味いか私に教えてください!」
そういいながらKちゃんは配膳をしていきます。

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『スープは、あんなんじゃ食べれん』
「他の患者さんにもスープが不評だった!なんでですか?」
『味が薄い上に、ザラザラするからいけないんだ』
「ザラザラ?ドロドロじゃなくて?」
患者さんはスープを再び少し口に含んでザラザラ感を確認。
手もつけなかった患者さんが、自ら口に運んでるじゃないですか!

「なんだかわからないからかじってみたがやっぱり不味い」
『かじってみたんですか?で、なんだったんですか?』
「んん~,こりゃ、大根か?!」
そんな会話を続けつつ、患者さん再度、正体を確認すべくかじり、かじり。
かじっている間に1口食べちゃったじゃないですか!

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Kちゃん曰く「食事って楽しく食べないと栄養にならない!
食べられなくてもいいんです、食べようと思うことに意味がある。
食べられない、食べたくないのに食べろ食べろって拷問。
制限を守らなきゃいけないことも、食べなきゃいけないことも
本人が一番わかってる。調子が良くて美味しければ
たいていの人は何も言わなくても食べるんだよ」

むむむ・・・真髄だな。
看護師ってついつい「食べて、食べて」って関わりがち。

「どうやったら食事に興味をもってもらえるか
どうやったら少しでも苦痛なく食べられるか
どうやったら身体にハッピーな食事になるかが
ポイントなのに、食え食えって拷問だよ」

確かに、確かに。その通りでございます。

ヘンダーソンさんは「看護の基本となるもの」の中で
2番目に「患者の飲食を助ける」って書いてますもんね。
食べることは人間にとって、そのくらい大切なこと。
その時間が苦痛となれば、患者さんは本当にツライ・・・。
Kちゃんは私達にそんなことを気づくきっかけを与えてくれます。

「配膳だってナースが運んでこそでしょ?
配膳の人が運んじゃったら、一番肝心な患者さんの
食事に対する思いの表出場面を見逃すことになるんだよ!」
そうしてKちゃんは自分の患者さんのお食事を
配膳さんから受け取って必ず自分で運びます。

そして今日もKちゃんは、患者さんにハッピーなお食事タイムを
提供すべく、デ○ーズ仕込みの配膳をするのでした。

時にはこんなやりとりも・・・
「うわっ!それ不味そうだね。ポイだよ!ポイッ!」
『お前にそう言われると、意地でも食べたくなるな・・・』

食事もコミュニケーションですね。

ちなみに蛇足ですが、ヨヨコは最近、家の近所のパン屋にハマリ気味。
ベーグルが絶品なのです(幸)

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オバケ見マシタ!

【入院体験話③】
凝りもせずにまたしても入院体験についてです。
飽きた人はすっ飛ばしてくださいね。

病院の夜といえば、怪談がつきものです。
でも今回は怪談じゃありません。
本当に「見た」んです。
何を?
もちろん、お化けをです(恐)

ちなみにこの時も38度くらいの熱がでており
看護師さんが医師の指示で解熱のための筋肉注射を打っていった後でした。
すっごい痛くて、朦朧度はさらにアップした状態だったとお考えください。

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空きベッドがないため、ヨヨコは個室に入れられていました。
午前1時の看護師さんのラウンドがくる前くらいに
目を覚ますと、入り口付近にボ~ッと何やら影がみえます。

「・・・?アレ?ここ個室なのに?誰だろう?」
黒い影はずっと入り口の横に立っているだけでした。
黒い影は人みたいに見えるし、でも人じゃないような感じでもありました。
大人の影と子どもの影みたいに2人が立っていました。
不思議なことに恐くはなかったです。
なぜなら、影が笑っていたから。
でも顔も真っ黒なのに、どうして笑っているって思ったんだろう?

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そこでラウンドにきた看護師さんに言いました。
「すいません、入り口のところにずっと人がいるんですけど」
『??!!!えっ!?・・・誰もいないですよ?!』
「いるじゃないですか。そこ。見えないんですか?」
『・・・・・・』
「出て行くように言ってください」
『誰もいませんよ。寝てくださいね』
「でも・・・そこに立ってますよ?」
『いませんよ。寝てください』

そうして看護師さんは出て行ってしまいました。

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「いない・・・て?そこにいるじゃんか・・・」
それからしばし入り口の壁を眺めていましたが
黒い影はずっとそこにいました。
その後は、私もウトウトしてしまい、気がついたら朝になっていました。
黒い影はもう、いませんでした。

見舞いにきた人に「お化けみたよ!」と言いまわったのですが
「朦朧としていて幻覚をみたんだよ。せん妄でしょ」とのこと。
よく考えればその通り。そうかあれはせん妄か。せん妄ってすごいな・・・。

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きっと看護師さんの朝の申し送りでは
『102号室の患者、夜は熱のせいか、せん妄状態でヤバかったよ』
とか申し送られてしまったのではないでしょうか・・・。

でも本当に見えたんです。看護師さんは見えないっていったけれど見えてた!
ああいう時、いくら本当のことをいわれても
見えている人には見えている事実しかない。
看護師さんから見たら、オバケが見えるといった私は相当ヤバイ人だけど
私からしてみれば、「どうしてこの人見えないのかな?」とむしろ不思議。

その人には、その人の真実がある。いや~深いですね・・・。

→next④へ

0401の思い出

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本日から4月です。21年度です。春です。
そしてエイプリルフールです。

エイプリルフールには、ちょっとした思い出があります。

がん末期の患者さんのバイタルを測定していた時のこと
患者さんが「来年の桜はもう見れないわね・・・」と言いました。
患者さんは余命3ヶ月(家族にはおそらく1ヶ月はもたない)と説明されていました。
唐突に言われたので、こちらもビックリしてしまい
アタフタ、アタフタ、ぎこちないバイタル測定になってしまいました。
もちろん「そんなことないですよ」なんて気休めも言えず
「・・・・・・」と沈黙してしまいました。

すると患者さんは、突然、笑い出して
「嫌だ~(^_^)。なんかシンミリしちゃうじゃない。
今日は4月1日なんだから、気のきいた嘘の1つくらい言ってちょうだいよ」
と、言ったのです。

その時の自分がどんな反応をしたのかは、覚えていません。
でもたぶん、動揺しまくりの顔をしていたんじゃないかと思います。

よく受け持ちさせていただいた患者さんだったので
言われてツライわ、苦しいわで、半分パニックでした。

勤務が終了してお家に帰るとき、桜が咲いた道を通ったのを覚えています。

そこで思ったこと。

ああ・・・あの患者さんは
もうすぐ死んでしまうかもしれないのに
そして私はこんなに苦しいのに・・・
世の中は桜が咲いていて
世界はいつもと変わらないんだな・・・

物事は起きるだけなんだ・・・
絶対的な意味をもっているわけじゃないんだな
現象として起こるだけで
その現象はそれを意味づける人によって
重大なことにも些細なことにもなるんだな・・・

桜の花を見ながら、エイプリルフールに、世の中の仕組みについて考えました。

あの患者さんは、なんて答えて欲しかったんだろう?
私はどんな風に答えたらよかったんだろう?
その答えは、今でもまだ出ていません。

sakura.gif

桜の季節は嬉しいけれど、なんだか切ない気持ちにさせられます。


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ご訪問いただき有り難うございます。当ブログはナースyoyocoの日常を綴った”勝手に看護覚え書”です。ほぼ自己満足で出来上がっており、医療に役立つ内容にはなっておりません。日々働く中で考えたこと、感じたこと、そして周りの楽しい仲間達について、私的視点から描いています。興味のある方はどうぞご覧ください。

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