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魂の還るところ

花火大会の季節です。百花繚乱ですね。

でも、打ち上げ花火が上がっていく軌跡をみていると
どうも魂が天に還っていくような錯覚にとらわれます。
ああ、そうか、あの患者さんを思い出すからだ・・・。

tamashii.gif

救命救急の1年生だった頃、真夏の時期に
1人の患者さんが交通事故で運ばれてきました。
その方はまだ若くて、とても死んでしまうような運命が
定められているようにはみえませんでした。

免許をとって、買ったばかりのバイクでの事故。
外見的にはあまり怪我をしている様子はなく
・・・しかし呼びかけても意識がなく、グッタリしていました。
心臓は動いていたけれど、呼吸は止まってしまいそうでした。

医師をはじめ、救命のみんなが懸命の処置をしました。
何とか助けたいと思って、懸命の処置をしました。

でも現実は残酷でした。

頭部強打の結果、頭の中は出血し、その出血のせいで
脳の機能は障害を受け、生きるために必要な脳幹という
部分を押しつぶそうとしていました。
医師からの言葉は「今日、明日が山だと思います」でした。

知らせを聞いて、病院に駆けつけた家族は泣いていました。
医師からの説明を聞いて家族は『そうですか、わかりました』と答え
しばらくベッドサイドにいた後、家族控え室に戻っていきました。

『わかりました』・・・この時、家族には一体何がわかったのでしょうか・・・

次の面会の時、家族は看護師にすごい勢いで迫ってきました。
『何とかしてください。助けてください。どうして助けられないんですか!』
あまりの剣幕に、私達はビックリ!

・・・この剣幕・・・昨日の家族の様子とはまったく異なっていました・・
・・・『わかりました』・・・何が?・・・わかるはずなんてない・・・受け入れられない・・・
・・・この現実を受けとめることなんて、できない・・・

まさに危機状態。
何故ウチの子が!?何故助けられないの!?医療者は何をやっているの!?
様々なものに対するものすごい怒り。
行き場のない怒りは、時として医療者に向いてきます。
すごい剣幕で怒鳴られること、罵倒されること、泣かれること
何度経験しても、慣れることはありません。

それでも家族がそうせざるを得ない気持ちを少なからず理解しています。
だから、家族の訴えを聴いて、受け止めるべく接しました。

家族が落ち着いてきたところで、医師からゆっくりと現状の説明をしてもらいました。
すると再び家族は言いました。
『・・・そうですか、わかりました』

『わかりました』・・・家族には一体何がわかったのでしょうか・・・

次の面会の時、家族が患者に話しかけていました。
『早く治ってまたディ○ニーランドに行こうね!』
『チケット取っておいたけど、それまでに治るかしら?』
『ね?看護師さん、その頃までに退院できるかしら?』
そういって患者さんに笑いかける家族に対して、私達はどうすればいいのか。

・・・そうですねと答えるのか・・・それは・・・と言葉に詰まるのか・・・
・・・そうなるように私達も頑張りますと答えるのか・・・
・・・そうであるように、私達も願う限りですと伝えるのか・・・

家族はどんな気持ちで患者に、私達に話しかけているのか・・・
シビアな状態がわかっているけれど、あえてそういう風に語りかけるのか・・・
シビアな状態が理解しきれないから、そういう風に語りかけるのか・・・
希望的観測なのか、絶望の淵からのせめてもの慰めなのか・・・

受け入れられない・・・受け入れられませんよ、家族は。
朝、いつもと同じように外出した人が
夜、同じように帰ってくるものだと信じている人が
今、ここで死に逝こうとしているなんて・・・

辛い・・・苦しい・・・悲しい・・・痛い・・・
何も言えない・・・何もできない・・・
どうしてこんなに残酷な状況が起こりうるのか・・・

そばにいればいいのか・・・ここから離れるべきなのか・・・
説明すればいいのか・・・傾聴すればいいのか・・・

どうして世の中にはこんなに理不尽で
辛い出来事が起きるのかと考えたことや
あの数日後に救命救急センターの仲間で花火大会にいって
「なんか魂が昇っていくみたいだね・・・」といった仲間の言葉を
隅田川の花火大会の中継テレビを見ていて思い出してしまいました。

hakaba.jpg

魂はどこに還っていくんでしょう?

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電子カルテの弊害?

世の中、電子化、IT化。
当然のことながら、医療も然り、病院も然り。
Nちゃんの病院にもIT化の波が押し寄せました。
そう、電子カルテ化です(遅っ!)

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電子カルテになったばかりの頃、投書箱にはこんな意見が増えたそうです。
「看護師が患者でなく、パソコンばかり見ている」
「ベッドサイドにきても、患者を見ずにパソコンばかり操作している」
「廊下でパソコンばかりやっていて、ナースコールにでない」

電子カルテに不慣れな頃は、どうしても操作が上手くいかなくて
患者さんのバイタルをとったらパソコンと向かい合い
ケアが終わったら、廊下でパソコンを打ち込み
時間通りに入力するために、必死でパソコンと睨めっこ。

Nちゃん曰く
『そりゃあ、患者さんにしてみたら、〔看護師は何やっとんねん?〕だよね』

確かに。アナムネとったりしてるのに、話半分、パソコン操作されたら
心象は確かによろしくないな~と思うのです。
でも看護師は、データベースを作るのに入力しなくちゃいけませんよね?
ましてや、どこかにメモって、後で入力するのも手間がかかってしまう。
さらにキーボード入力に不慣れな人にとっては、ますますイタイ作業です。

さらにNちゃん曰く
『しかも、点滴するのにピッなんだもん。コンビニ弁当じゃないんだからさ』

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ピッ!確かにピッですね(笑)ピッってなんだと思いますか?
点滴や薬剤を確認する時に、患者さんのネームバンドと指示書と点滴を
バーコードで照合するんです。コンビニのレジみたいに。
それでその時になる音が”ピッ”なんですよね。
だからこれを”ピッ”と呼んでいます(正式名称はわからないです)。

そう!あのバーコードの認証・・・私もすごく抵抗がありました。
確かに患者さん間違いや薬剤などの投与ミスを防ぐためには
効果が上がっているのかも知れません。
でも、患者さんがまるでモノみたいで、どうも好きになれないし
あんなことをしなくては、私達は確認できないのか・・・と思うと
なんだかちょっと悲しい気持ちになったものです。

さらにさらにNちゃん曰く
『カルテもなんだか味がなくなったし、無駄なこと書かなくなったもんな~』

そうですよね~。ま、そもそもカルテに”味”を求めるなって感じですが
私は手書きのカルテが好きでした。
もちろん手書きだからこそ”汚い字が読めない!”とか
”mgなのかngなのか判別できない!”とか困ったこともありました。
でも読めない文字を判別するのも好きだったし(好きと言うか知識を
フル活用して正しく読むっていうもの勉強になりましたし)
筆圧とか文字の勢い、大きさなどで書いた医師の心情が読めたり
患者さんと医師とのちょっとしたやりとりが、書いてあったりして
そこから得られる情報も多かったのです。

電子カルテになってしまったら、医師は必要最低限のことしか
書かなくなってしまいました。文章もなんだかカチカチしてしまって
カルテに「先生らしさ」が出なくなってしまったな~とちょっと感じます。

電子カルテにすることによって、情報の一元化などで得られた利益も
たくさんあるけれど、同時に失くしたモノもあるのではないかと・・・。
アナログ寄り人間の私は、どこまでいってもそんなことを考えてしまいます。

最終的にNちゃんとの話し合いは
『ま、そうはいっても便利になったし、時代の流れってやつでしょう』
という結果に落ち着きました(爆笑)
何を達観した気分になっているんだか。

世の中、電子化、IT化。
時代の流れ、効率化、合理化。
看護がその波に翻弄され過ぎませんようにと
願うばかりです。

トップ絵箱

歴代の【welcome記事】のイラストです。
お世話になりました。
どこかの記事に使いまわそうとしたのですが
どうもうまく使える記事がないのでまとめて収納です。

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【初代welcome】
ハートをよく描くのですが、必ずといっていいほど目と口がある・・・。
ハートは仲間や同僚のつもりで描くことが多いです。
(他の人物を描くのは面倒くさいので、ハートに簡略化されているのです)

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【二代目welcome】
他記事にサルベージ!

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nss.gif

【三代目welcome】
鳥が好きなんですよ。実は。だから意味も無く鳥を描く・・・。
ピンクが好きなわけではないのですが、なんだかピンク率高し。
またハートに目と口が・・・。

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・・・なんだかあまり変わり映えしないですね・・・(沈)。
そんなわけで、四代目のトップはちょっと頑張ってイメージチェンジを・・・。

意外と知らない

「なぜ人間は呼吸をするのですか?」
いきなり問われると面食らいます。

questions.gif

呼吸状態の観察が大切で
経皮的静脈血酸素飽和度の測定値が気になって
低酸素血症の早期発見がしたいのはなんでだろう?

即座に分からなかったので、周りの人に答えを求めると
「え?そんなこと考えてんの?変なところにこだわっちゃうんだね」

確かに変なところにこだわってるとは思うんですが
解決できないと気になっちゃうじゃないですか。
そんなわけで自分なりにお勉強を敢行いたしました。
(・・・というか今更そんな知識ですか~?と言われてしまいそうですが)

結果:エネルギーを作るため。
そうかそうか!酸素を取り込んでエネルギーを産生するために呼吸してるんだ!
生化学ですね。すっかり頭からポコンと抜けていました。
細胞のエネルギーであるATPを効率よく作るために酸素がいるんですね。
あ~習った習った!昔の理科で習った!光合成の逆ですな。
TCA回路とか・・・なつかし~(笑)

今、こうやってパソコンを打つ腕の動きも
目を開けてモニターを見ていられることも
椅子に座っていられることも、生きていることも
細胞(ミトコンドリア)が一生懸命ATPを産生してくれているからこそなんですね。
生物はその個体を維持するためにすごいエネルギーを使っています。
そのエネルギー産生を支えるのが食物であり、酸素。
しかも食物は食いだめしておくことができるけれど
酸素は吸いだめしておくことができません。
そう考えると、どれだけ呼吸が大事かって事が分かります。
そして酸素を運搬するヘモグロビンも愛しく見えてきました。

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ヘモグロビン?
ヘモグビンって赤血球の中にあるんですよね?
血液検査だとどうしてRBCとHbって値が別々に出てくるんですか?
どうやって測定してるんですか?
そういえば、血液って水なんですか?血しょうって水ですよね?
水に蛋白とかが溶けているんですよね?あれれ?

・・・毎日、こんなことばっかりです。
こういうことってベテラン看護師さんはみんな知ってることなんでしょうか?
もしそうなら、私はかなりの無知・・・。

私の知識って結構アヤシイかも・・・(焦)

救急ってスゴイの?

「前はどちらで働いていたの?」
『救命救急にいました。』

職場を変わると、たいてい常套句のように聞かれるのは
前の職場がどこで、どんな領域で働いていたかということ。
(+αでなんで辞めたの?と理由を求める人もいます(笑))

救命救急で働いていましたというと、たいていの人は
「ええ~すごいねぇ。じゃあ何でもできるね。」
という反応を返してくれます。困ったことに。

救命救急を○年もやっていれば
たいていの緊急時の処置はできるようになるかもしれません。
心肺蘇生や急変対応はそれはそれはお手のモノかもしれません。
基本的なフィジカルアセスメントには自信があるかもしれません。
でも、胃がんの術後管理とか糖尿病の食事指導とか整形外科とかは
全然、専門外なのでわからないことのほうが多いのです。

救命救急を辞めて、次に配属された場所が幸か不幸か外来でした。
しかも、整形外科、外科、内科、耳鼻科、泌尿器科、検査部門と
なんだかオールラウンドに日替わりで配置されてしまうこともありました。

当初、そこで聞く言葉達はまるで外国語!

「ヨヨコさん、ミエロの説明よろしく!」
「○○○(器具名)準備しといて!あと×××も!」
「TAEやるから、ついてもらっていい?」

みんな何をしゃべってるの???

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そして挙句の果てに「え?救急にいたんだからわかるでしょ?」

・・・それは大きな誤解かと・・・。
救急にいたからといって、何でもできるわけでは・・・なんにもできませんよ(泣)

もう毎日、「初めてなので教えてください」「まだやったことがないんです」等々
皆さんに迷惑をかけつつ、一生懸命お勉強しました(当社比で)。
3ヶ月くらいすると、だんだんみんなが何をしゃべっていて
わからない処置などはなくなってきたので、ホッとしました。

職場を変えて思ったこと。
みんな救命救急を誤解しているな~ということ。
ところ変われば、はじめは誰しも初心者さんなんです。
その領域、その病棟、その病院の若葉マークなんです。

だからどんなに経験がある人であっても、すぐにバリバリは働けません。
同時に「きっとできるだろう」という期待も嬉しいけれどプレッシャー。
「なんでできないの?」は悲しいから禁句でお願いしたいです。

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しばらくは暖かく見守っていただけるとホッとします。

そして入職した側も、「なんでこんなやり方なの?信じられない!」とか
ついつい前の職場と比べて、思ってしまったりすることがあるのですが
そうやって批判的なことばかりをみて判断するのではなく
周りを見つめて謙虚にいかなくてはいけないなぁ・・・と思うのでした。

自分のやり方がベストなわけではないですし
違ったやり方や「なんで?」と思うやり方が行われているには
きっと何かしらのワケがあるはず・・・。
それがもし間違ってしまっているのであれば、自分の持ってきた知識を
提供していって、改善できるかも知れないですし
自分がやってきたことが間違っていれば、修正すればいいだけ・・・。

そんな簡単なことなんですが、人間なかなか素直にそれが
変更できないんですよね・・・謙虚に、謙虚に。

感情って不思議

たとえば同じ映画を見ていて・・・

友人と一緒に笑っていたら
隣の知らない人はぜんぜん笑っていませんでした・・・。

悲しい映画を見て
一生懸命涙をこらえていたら
隣の友達はダァダァと号泣していました・・・。
前の方で嗚咽が聞こえるくらい泣いている人がいて
横にはポップコーンを食べながら冷静に見ている人がいました。

感情って不思議です。
同じ場面を見てもこんなに千差万別です。
何がこんなにも違いを生むのでしょうか・・・。

考え方ですか?今までの経験ですか?感受性ですか?性格ですか?
その人の立場ですか?その時の気分ですか?その場の雰囲気でしょうか?

映像を見ていて、何故か涙がでることがあります。
音楽を聴いていて、何故か涙が出ることがあります。
どうしてなのでしょうか?

この時に何か嫌なことがあったのか・・・。
悲しいことがあったのか、辛いことがあったのか・・・。
はてまた嬉しいことがあったのか・・・。感動したことがあったのか・・・。
忘れてしまっているけれど、心や魂に刻み付けられた何かが
そういう感情を彷彿とさせるのでしょうか。

いろいろなことに対する人の反応って面白いです。
そして自分の感情の反応も面白いものです。

どうしてこんなに嬉しい気分になるのか・・・。
どうしてこんなに悲しい気分になるのか・・・。
どうしてこんなにワクワクした気分になるのか・・・。
どうしてこんなにムカッとするのか・・・。
どうしてこんなにウキウキした気分になるのか・・・。
どうしてこんなに不安定な気持ちになるのか・・・。

いろんな感情を抱えながら、人間は日々の生活を送っています。

お仕事する上でも、何かトラブルが起こるときなどには
この感情が必ずついてまわります。
いえいえ、この感情のせいでトラブルが起こったりもします。

でもよかったなぁ~と思えるのも感情のおかげです。
充足感や満足を得られるのも感情のおかげさまさまです。

同じ患者さんに関わっても、同じ場面を共有していても
感じ方や心の動きは人それぞれ千差万別で
ときには厄介だなぁ・・・と思う感情ですが
これがあるからこそ、人間豊かに生きられるのかもしれないですね。

たまには「嫌だよ」とか「怖いよ」とか「欲しいよ」とか
子どもの頃のように心のままに叫んでみたいな~・・・
そうしたら周りの人はビックリしちゃうかな~なんて思ったりします。

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挨拶シマショ!

【患者家族体験話①】

病棟内、もしくは病院内で
他の人とすれ違った時、どういう対応をしますか?

★  ★  ★

ウチのおばあちゃんが入院していた病院でのこと。
ある看護師さんが、ベッドサイドでおばあちゃんのアナムネを取り
入院やら検査やらの説明などをしてくれました。
とてもニコやかな感じの素敵な看護師さんで
こちらの話も、とても親身になって聞いてくれていました。

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さて、アナムネが終わり、私たち家族は休憩がてら売店へ。
そして病室へ戻る途中、廊下で先ほどおばあちゃんのアナムネを
とってくれた看護師さんに出会いました。

当然のことながら・・・
先ほど、ベッドサイドでいろいろ話をしたのだから
看護師さんは私達に面識があり、私達のことを覚えていると思いますよね?
家族側の心境としては当然のことです。
「先ほどはどうも・・・」と頭を下げようとしましたが
その看護師さんはこちらに目もくれず、歩いていってしまいました。

その時の家族の心境・・・如何なものでしょうか?

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「き・・・気がつかなかったのかしら?」
「そうかもな。忙しいんじゃないのか?」
・・・いや、私達のこと覚えてないんだと思う・・・。
もしくはうろ覚えで、きちんと認識できていないんだと思う・・・。

★  ★  ★

家族にとって、その日におばあちゃんを受け持ってくれる看護師さんは1人です。
でも看護師さんにとって、おばあちゃんは本日の受け持ち患者の1人に過ぎず
ましてやその家族の顔までバッチリ覚えることができるかといわれると
「できます」とは言い切れないのではないかと思います。
患者さんの顔は、結構すぐに覚えることができるのですが
その御家族となると・・・私は自信がありません。

この経験した時、私は「しまった!」と心底思いました。
おそらく、自分の働く病院内で同じことやってるなと思ったのです。

自分の所属する病棟内では、結構気合をいれているし
病棟の廊下ですれ違う時には、挨拶をする、もしくはペコリと頭をさげる
習慣が身についています。
けれど、病院内の廊下でそうかと言われると、そうではなかった・・・。
患者さんの家族に会うのは、病棟内とは限りません。
病院内だってそうだし、広く考えたら病院の敷地内はありですよね。

もちろん正確にご家族の顔も把握できれば一番だと思うのです。
(現に、一発でほとんどの人の顔をおぼえることができるナースもいます)
でも・・・残念ながら私は人の顔を覚えるのが大変苦手です。
そして、挨拶をすること自体、私は得意ではありません。
では、どうしたらいいか。

とにかく、病院内で会った人には、ペコリと頭を下げるようにしました。
すれ違う時はペコリ。
エレベーターで会ってもペコリ。
で、近距離の人には「おはようございます」等の挨拶をする。

これだけでずいぶん印象が変わるんですよね。

挨拶って、意外と、されるとできるものじゃないですか?
しかもされて嫌な気分になる人って少ないと思います。
逆に挨拶したのに応答が返ってこないと、なんだかガックリします。
でもそんな時は、気がついてもらえなかったかな?と軽く考えて
それでも相手からの挨拶が欲しければ、もっともっと近づいて
相手にはっきりわかるように挨拶をすればいいんだって気がつきました。

ペコリと頭をさげて行くと、意外とこちらが認識できていなくても
「この間はどうも」とか「あ、一昨日の看護師さん!」なんて
あちらからアクションを起こしてくれて、それをきっかけに
この人が誰だったかを想起することができたりするのです。

そしてこれは、患者さんや御家族に限らず
病院で働く医師、看護師、コメディカル、他のスタッフにも共通します。
医療者同士って、面識がないと病院内でも全然他人みたいですよね。
同じ病院で働いて、もしかしたら同じ患者さんに携わっているかもしれないのに。
だからぜひ、すれ違ったらペコリと頭を下げて挨拶してみては?と思うのです。

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でも根本的に私も閉鎖系な人間なので
ユニフォーム着用時にしか発揮できない業なんですけれど。
少しずつ、病院外でも開放系にしていきたいな・・・と努力中なのでした。

久々の叱咤

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ある程度の経験年数になると
仕事でミスをするとか大きなインシデントを犯すとか
そういうことをしない限り、めったに怒られたり注意されたりしなくなります。
「あ~わかんない!できない~!!!」という仕事も少なくなるので
仕事をこなしていれば、何か言われることはほとんどなくなる気がします。

そんな中にいると
「際立ってできているわけではないけれど、できていないわけではない」
という状態が、「それなりに仕事がこなせている」ということに置き換えられ
「仕事ができている」という錯覚に陥ることがあります。

仕事ができているんじゃない。
仕事がこなせているだけなのです。
与えられた仕事をこなしているだけなのです。
自分にとって、慣れてきて、できて当然の仕事をこなしているだけなのに
なにやら仕事ができていると勘違いして満足してしまうのです。

それなりに仕事をこなせていた私は
ある時期、仕事に対して「こんなもんかな」などとタカをくくっていた時がありました。
くくっている気はなかったんです。でも気が緩んでいたのだと思います。
『これやっといて』『この記録まとめておいて』
『今度の研究の文献、探して読んでおいて』
言われたことを「はい、はい、はい」とこなして
ある程度の速さでそれができて「おっ、速いね」と言われて満足していました。

ある時期、某先輩と一緒に仕事をする機会がありました。
その先輩とは、1つの仕事をある程度の期間一緒にやってきて
何かやると「次はこれやっといてね」「ありがとう」と言ってくれていました。
頼まれた仕事はセッセとこなしていたので、私としてはそれなりに
良好な関係でお仕事ができていると思っていたのです。

ある日、その先輩と飲みに行く機会がありました。
いろいろな話をした後で、私は先輩に
「あの、この際なので、私の欠点を指摘していってください」
とお願いしました。

すると先輩はちょっと戸惑った後に、こう言いました。
「一緒に仕事をしてきて思ったけど、甘いなって思う。
なんかね、全てが受身で自分でやろうという意思が足りない。
一緒にやった仕事だってね、本当は、私がいろいろ決めるんじゃなくて
〈これやります〉とか〈こんな風にやったらどうか〉とか〈私に任せてください〉とか
もっとそういう態度があってもよかったんじゃないかなと思う。
あのね、受身でいたら遅れちゃうよ。置いて行かれちゃう。
仕事は待ってて貰うんじゃなくて、自分で取りに行かなくちゃ」

目ん玉が3割り増しくらいに開く思いでした。

「自分でもっと発信しないと。自分に何ができて何が得意なのか。
自己満足、自己完結で終わってない?
いっぱい調べても、自分が分かったらそこで満足、終了でしょう?
でもそれじゃあ、もったいないよ。もっともっとそれを外へ発信しなきゃ。
伸びていかない、ここから先へは進めないよ」

先輩の言い方は、優しくて、諭すようでした。
だから全然怖いわけでも、辛いわけでもなかった。
でも、話を聞いていたら、涙が溢れてきてしまって
思わずその場でパタパタと泣いてしまいました。
勝手に涙がでた・・・という表現が正しいかもしれません。

つまりは図星でした。
自分でもちょっと感じていた違和感とかわだかまりを
ズバリ指摘されたという感じです。

受身だった自分に気づいて、先輩にこんな思いをさせてたと思ったら
自分自身がふがいなくて、情けなくて、くやしくてたまりませんでした。
ちっちゃなことに満足して、結局、前に進めていなかった自分。
昔、Mさんに言われた
「アナタ、伸びてる?成長、とまってない?
まあいいかって流されたら、そこでストップだよ」
という言葉を生かしきれていなかった自分に気づかされました。
(↑これは4/28の記事をご参照くださいませ)
生かしているつもりだったんですけれど
いつの間にかストップしてました。流されてました。

でも・・・言ってもらってよかった。
ここで、このことに気づけないほうが、100万倍怖い。
私のような、すぐ惰性に流されそうな人間には、たまに叱咤が必要なのです。
叱咤って悪いことじゃないと思います。
最近、怒るな、叱るな、みたいなことを盛んに言われますが
適切な叱咤は絶対必要で、やらかした時はその場で怒る必要があると思うのです。
それを何故か、ちょっと勘違いしてしまっている風潮が
病棟の中には、ありはしないでしょうか?

叱咤ってある意味、愛情だよな~と思うのです。
(もちろん、叱咤される人と自分との関係性が影響するのですが)

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言われた後、私自身は、クリアーな夜空を見上げているような
すっきりしたとても清清しい気分になりました。
先輩、有り難う!嫌な役をかってくれて有り難う!
本当に本当に感謝です。

そして、普段、後輩やらなんやらに「もっと自分から勉強して」とか
「受身なんだよね~」などと言えた立場ではないな・・・と
わが身を振り返る思いでした。

自分のことって、自分では本当にみえてないですね。

もうすぐ七夕

夏の大三角形の季節です。
こと座のベガ
わし座のアルタイル
はくちょう座のデネブ
3つの星座の一等星が夏の大三角形を作ります。
夏の星座は煌びやかです。

ベガとアルタイルは織姫さまと彦星さまです。
病院でも外来に大きな笹が飾られて、色とりどりの短冊が掛けられています。
そして短冊には病院のスタッフや患者さんの願い事が書かれています。
その短冊をちょっと覗き見・・・

「早く病気が良くなりますように」
「おじいちゃんが元気になりますように」
・・・本当です。それを願って止みません。

「給料が増えますように」
「新人がやめませんように」
・・・スタッフさん・・・ぶっちゃけ過ぎでしょう・・・。

「世界が平和でありますように」
「みんなが幸せを感じて暮らせますように」
・・・グローバルかつ人間としての根源的願いですな。

人の数だけ願いがあります。
星の数ほどの願いがあります。

願い事はなんですか?

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七夕の季節です。

包帯巻いてますか?

看護婦さんごっごの代名詞といえば
「包帯」ではありませんか???

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私の中では、看護師さん神器といえば「包帯」と「注射」なんですが。
もしかしたら「聴診器」と「三色ボールペン」という方もいるかも知れませんね。
いや・・・「白衣」と「ナースキャップ」って人もいるかも・・・。

それはさておき、包帯って使ってますか?
最近では、基礎看護技術でも扱いは小さいようなことを聞きます。
新人さんに「包帯法って何を習った?」と聞いたら
「え?ぐるぐる巻く方法を習いました」という、どうしようもない答えをもらいました。

・・・もしかしてそれは「環行帯」のこと・・・???

「螺旋帯」とか「折転帯」とか、知ってる?と聞いてみたら
「あ、亀とか麦とかっていう巻き方ですか?」と言われました。
おいおい、亀とか麦とかって・・・違う・・・違うよ。
(新人さんは亀甲帯と麦穂帯のことを言っていると思うのですが)

整形外来にいた時と夜間外来にいた時は
結構包帯を使っていたので、巻き方とか包帯の種類とか材質とかに
こだわっていたのですが、一般病棟にいったらあまり使う機会に恵まれませんでした。
それこそ、点滴の刺入部を保護する程度だったような気がします。

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関節固定の方法もなんだか忘れてしまったな・・・と。
包帯とはまた違いますが、テーピングなどもやったのになぁ・・・。
ちょっと包帯に思いを寄せて、またやり方をきちんと思い出そうと思っています。
災害などの時に、シュタタッとカッコよく包帯が巻けたらいいですもんね。
(↑所詮こんな程度の動機なんですが)

昔から、頭の包帯はどうもニガテでして・・・。
どうやったら上手く巻けるんですかね、コレ。

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TOP
preface


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ご訪問いただき有り難うございます。当ブログはナースyoyocoの日常を綴った”勝手に看護覚え書”です。ほぼ自己満足で出来上がっており、医療に役立つ内容にはなっておりません。日々働く中で考えたこと、感じたこと、そして周りの楽しい仲間達について、私的視点から描いています。興味のある方はどうぞご覧ください。

Attention
画像と文章を無断で使用することはおやめくださいませ。下手なりに一生懸命描いております。

what's new
memo


更新速度停滞注意報発令中!
コメントや拍手をくださる皆様、有り難うございます。仕事の都合上、お返事が遅れてしまう場合が多々ありますが、気長にお待ちいただけると嬉しいです(汗)本当に申し訳ございません。陳謝!

ログ部屋建設計画・・・頓挫中。

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音楽好きのお友達アッキーのブログ。

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