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腰を大切に

「腰がいた~いっ!」

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腰痛を抱える看護師さんは多いそうです。
いくらボディメカニクスを駆使していても
看護する上でのいろいろな体勢を考えると
腰への負担はある程度、どうしようもない気がします。
(中腰だったり、前傾だったりしますもんね・・・)

私も過去、意識障害の患者さんのベッド移動をした際に
患者さんを持ち上げようとして、グキッ!と
やってしまったことがあります。
(100㎏越えの患者さんだったので
ナース3名で持ち上げたんですけれど・・・玉砕)

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腰・・・腰・・・、腰といえば椎骨。

以前から勝手に解剖学ブーム(しかも骨ラブ)だったので
便乗して、背中の骨を描いてみました。
(あ、上図はちょっと嘘っぽいですね・・・)

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では、学生の時のノートから。(またかいっ!)
椎骨を正面から見た図のようです。
椎骨ってなんだか芸術品みたいな形ですよね。
自分の背中に、こんなものが24個も積み重なってるなんて
ちょっと不思議です・・・。
脊椎動物の神秘ですね。
(ちなみに頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個です。
仙椎5個と尾椎3~6個も数えると増えちゃいますが・・・)

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椎骨(というか椎体)の間のクッション(オレンジ色)が椎間板。
かなり簡略化して描いてあります・・・。
(最後は羽っぽくなってるし・・・)

何はともあれ、背骨は脳から続くぶっとい神経の通り道。
いろいろな体の不調やら病気の根源は、背骨のゆがみから
きていることも多々あると言われています。

整形の先生曰く、脊椎は「カラダの真ん中、命の柱」!
大事にしたいものです。

ナースの皆さん、腰を大切に!

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仕事MUSIC

私の周りのナースさん達は
♪音楽が大好きです♪

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(↑愛用のipod様。ビンゴ景品也)

それぞれが仕事のテーマソングを持っていて
そのテーマソングは日替わりしたり月替わりしたり
気分によって変わったりします。

「気分が乗らないな~」
という日には、あえてノリノリ(死語)の音楽を聴いて
仕事に入る前の気分を盛り上げたり・・・

「仕事で落ち込んじゃったな~」
という日には、自分を励ましてくれるような音楽を聴いて
次の仕事への活力を養ったり・・・

みんなそれぞれが自分なりのテーマソングを持っていて
「今日は○○聴いて、盛り上げてきたから、イケる~!!!」
なんて言いながら仕事をしていることが多かった気がします。

面白いのは、仕事中に頭の中をその音楽がリピートしている人がいること!

点滴を作る時なども、身体がリズムをとってるんですよね。
「あ、今、音楽のスイッチ入ってるな(笑)」というのが分かるんです(爆笑)

複数の人が同じテーマソングを持って仕事に望むと
「今日は何?」
『今日は○○(曲名)』
「えっ!私も○○!」
『うっそ!奇遇!』
なんて言いながら、複数で踊りながら仕事をしていました。
今考えると、お気楽というか・・平和というか・・・。

でも音楽って本当に仕事へのモチベーションを上げてくれませんか?
疲れちゃった時や頑張らなきゃという時は、たいてい頭の中で
何かしらの音楽を鳴らして(もしくは歌って)
気分を盛り上げています!
・・・たまに踊りそうになったり
声を出して歌いそうになったりするので
ちょっと困っているのですけれども。

挙動不審な動きのナースを見たら
「あ、今、頭の中で音楽を鳴らして、気分を盛り上げてるんだな」と
見て見ぬフリをして見守って欲しいと思います(笑)

セルフの音楽療法ですから(笑)

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年をとったら(?)新しい人の新しい曲を聴くよりは
自分が学生だった時代の音楽を回帰して聴くようになりました。
懐かしいんですよね~、コレが。
アーティストや曲名を言ったら、年代がモロバレなので・・・黙秘。



☆ ☆ ☆



余談ですが、最近、癒されたい私の
マイフェイバリット!(←カタカナですか~)
【シトラスサラダ】というハーブティーがウマウマです。

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お休み前のひと時に、幸せな気分に浸れそうです。

質的量的視点

「ヨヨコさん、コレ見てどう思う?」

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置かれていたのは花の生けてある花瓶。
某先生はソレを見て、どう思うかを突然聞いてきました。
何を意図して聞かれているのか、さっぱり不明でしたが
とりあえず思ったとおりに答えることにしました。

『ええっと・・・すごいキレイです。
・・・なんでこの花ってこういう形になるんだろう。
花びらの色が微妙に違うなぁ・・・とかですかね?』

すると某先生は「やっぱり!!!」と大笑い。
「貴方の視点は、そういう方向にいくと思ってた!
貴方、やっぱり質的研究寄りなのかもしれないわね!」
某先生はどうやら、私の研究的視点が質的か量的かを
見てみたかったみたいです。

さてさて、もう1人。素敵なC女史に
同じような質問を投げかけてみました。すると・・・

『1つの花瓶に花が3本あります・・・かな』

某先生と私は大笑い!
やっぱり!さすがC女史!頭の中が数学っ!!!
C女史は量的、統計学的研究に強い方なのです!

某先生曰く
「別にこれだけで研究の向き不向きが決まるわけではないけれど
各人がどういう視点を持っているのかを把握しておくのは大切なの。
研究グループやチームを組む時に参考にしたりするのよ」
と教えてくれました。

なるほど~納得です。
同じものを見ていても、何を感じ取るかはその人次第!
感じ取るものの順番が違うだけならまだしも
一方には感じ取れて、一方には感じ取れないものもきっとある。
私とC女史は同じものを見ても
きっと見えるモノや見え方が異なるのでしょう。
同じように感じる部分もあれば
違ったものとして感じとる部分もあり
両方の視点が合わさると
より物事が多角的に見えるようになるというわけですね。

多角的・・・その視点が増えれば増えるほど
見えるものは立体的になり、現実のカタチに近づくのかな。

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私の感じえない世界を感じることができる人。
私の見えない世界を見ることができる目を持つ人。

世の中にはそんな人たちがたくさんいるんですね。
みんな同じでなくて良い理由は、こんなところにもあるわけか・・・。

モノの見方は、研究に限らず
臨床で患者さんを見る視点にも通じていくものです。
あの看護師さんには・・・
この世界はどんな風に見えているんだろう?
患者さんはどんな風に映っているんだろう?
あのケアはどんな風に評価できるんだろう?
治療方針をどんな風に考えているんだろう?

目の前にある何かを見て
誰かと感じ方を比べてみると
意外と面白い発見が・・・あるかもしれません。

実習うさぎ【中間編】

すごく昔に描いた実習うさぎシリーズ。
懲りもせず、再び・・・(汗)
(前回は、5/26でした。)

1年生うさぎさん達の実習の様子をお届けします。
今回はつまずき気味なうさぎさん達を集めてみました。
例のごとく「めだかの兄弟♪」でおおくりします(汗)


♪ズンチャッチャ~♪ズンチャッチャ~♪

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♪うさぎのメンバーが 病棟で~♪
♪援助の計画 何立てる~?♪
♪環境整備と 洗髪~♪
♪午後は清拭 足浴~♪

♪歯磨き 配膳 検査出し~♪
♪体交 陰洗 盛りだくさん~♪

♪山ほど計画 考えて~♪
♪結局 立て直し~スイスイ♪

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先生うさぎ「1日でこんなにできる?患者さん疲れない?」
学生うさぎ「いろいろやってあげたくて・・・」
先生うさぎ「計画は誰のためのものか、考えようね」

学生うさぎさん達は、受け持ち患者さんに対して
援助計画というものを立案して関わります。
患者さんの情報を収集して、それを整理して
「今、患者さんにとって必要な援助は何だろう?」
と考えながら、計画を立案していきます。

しかし、1年生うさぎさん達は、何せはじめての実習です。
習った看護技術を駆使して、患者さんに関わりたい!
自分が手を出して、いろいろ”やってあげる”のが
看護だと思っていることが多いのです。

あまり自立度の高い患者さんを受け持つと
「私、何も”やってあげられること”がありません・・・」
と不安そうな学生うさぎさんが出没してきます。

学生うさぎさんが”やってあげたいこと”を計画するのではなく
患者さんにとって必要なこと、患者さんが求めることを
ぜひ計画していただきたいな~と思うのです。
実習後半になってくると、うさぎさん達が
患者さんとの関わりを通して、この違いに気づいていきます。

そして最後のレポートでは
「その人にあった援助の必要性を学んだ」とか
「患者さんの性格や状態をきちんと把握した計画」
なんていう、本質的なことが出てくるんですね~。
患者さんとの関わりの賜物ですね。


♪ズンチャッチャ~♪ズンチャッチャ~♪

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♪受け持ちうさぎが~病棟を~♪
♪フラフラしながら~歩いてる~♪
♪髪の毛ボサボサ 目はうつろ~♪
♪目のクマできて ボロボロ~♪

先生うさぎ「ちょっとアンタ、どうしたのよ?!」
学生うさぎ「先生・・・(泣)昨日、寝れなかったんですぅぅ!」

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♪ぐるぐるぐるぐる考~えて~♪
♪やらなきゃ 書かなきゃ あせっ~て~♪
♪結局朝がやってきて~♪
♪記録は白紙~ スイスイ♪

これ!気持ちはとってもわかります。
うさぎさん達、日を追うごとに、見る間にボロボロになっていく!
だんだん、顔色が悪くなって、疲労困憊になっていく姿が・・・(涙)
一生懸命、寝ないで考えたんだなというのがよくわかるのですが
やっぱり白紙は「何もしなかった」と同等になってしまうのでマズイ!
間違っていてもいいので、何かしら、書いてきて欲しいと思うのです。
もしくはその考えたプロセスだけでも書いてくるといいんですよ~!
そして疲れていても、患者さんの前ではスマイルで!


♪ズンチャッチャ~♪ズンチャッチャ~♪

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♪うさぎの先生が~悩んでる~♪
♪記録を眺めて 悩んでる~♪
♪援助の根拠が~曖昧で~♪
♪援助の評価も~的外れ~♪

先生うさぎ「歩いてる患者さんに、清拭全介助って何故~!?」
「評価が”よかった☆”とか”楽しかった☆”とか感想になってる!」

♪なんで?なんで?そうな~るの~?♪
♪患者の 状態 考~えろ~♪

♪だけど先週に比べて~♪
♪ちょっとはマシかな・・・スイスイ♪

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先生うさぎ「ま、3歩進んで2歩下がるって感じなのかなぁ・・・」

先生もご指導、ご苦労様です。初学者に教えるのはそりゃ大変です。
なんでそういう考えになったのかしら!?
ビックリするようなスーパー援助計画が出てきたりします(笑)
とても私達が思いつかないような方向の計画が出てくると
いっそ面白いというか、なぜそうなってしまったのかを
ぜひぜひ解明したいと思ってしまいます。

学生うさぎさんを、自分が思う方向へ
教えて引っ張っていくのは容易いことなのかも知れません。
「ココとココが問題点。アセスメントはココをこう書いて!」
そうやって教えてしまえば、妥当なモノが書けるかもしれません。
でもそれでは、意味がないですよね(↓)。
もちろん、ガイドはしていきます。でもあくまでガイドです。
学生うさぎさんが考えて考えて、その考えから広げていかないと・・・。

引っ張っていくと、学生うさぎさんはその場ではできた気になりますが
次にいった時に、応用は利かないし、結局できずに悩んでしまう。
だから学生うさぎさんが考えることができるように
問いを立てるお手伝いをしていきたいのですが・・・。
そしてうさぎさん達の考えがでるのを待ちたいのですが・・・。
待つ・・・待つ・・・待つ・・・でも待つって苦しいですね(苦)
教育は忍耐という文字に置き換えられるのではないでしょうか。
苦行です・・・私にとっては苦行!

でも、1年生うさぎさん達も、たまにビックリするような
キラリと光る発見や洞察を見せてくれます。
今はう~ん・・・という感じでも
3年後は立派なナースになっていくんだよな~。

頑張れ先生うさぎ!そして頑張れ、学生うさぎ~ズ!


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【最下層の呟き】
個人的な見解なのですが・・・・
「してあげる」という表現、あまり好きではありません。
「あげる」は贈与的な意味があります。しかもちょっと上から。
看護は患者さんの自然治癒力を最大限に発揮できるように
関わるものなので、看護師が「あげている」わけではなく
治癒力が発揮できるように「整える」イメージを私は持っています。
もちろん足りないところは補うのですが、あくまで「埋める」感じです。
だから過剰に与えるイメージ(しかもチョイ上から)の
「あげる」は避けたいな~と思います。
「あげる」は主体が看護師側になってしまう感じも受けますし
なにより、言われたほうはあまり良い気分がしないのでは・・・。

↓追記はブログ拍手へのお返事です。

read more→
寝心地ワルイ・・・

【入院体験話⑥】

入院中に切実に感じたこと。
病院のベッドは何故こんなに寝心地が悪いのかということ。

看護師として働いている時
ベッドの寝心地について考えたことは
皆無だったかもしれません。

シーツの皺がないか・・・
寝具が汚染されていないか・・・
患者さんにデクビができないか・・
寒くない程度の布団があるか・・・
そんなことばかりを気にしていたような気がします。

どうしてそんなことを気にしていたのか・・・?
当然のことながら、患者さんの安楽のためだったハズ。
それなのに、私は肝心な寝心地についての視点が
ポコンと抜けていたことになるんですね・・・。

患者として病院のベッドに寝てみて
はじめて「寝心地」について考えました。
そこで初めて、病院のベッドの寝心地の悪さに気づきました。

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マットが硬いです。
枕が硬いです。
シーツの触り心地がいただけません。
シーツ交換の後はぬくもりが消えて冷たいです。
掛け布団しかありません。タオルケットが欲しいです。
とても無機質な感じがします。
ベッドが身体を受け止めてくれるような感じがしません。
布団が身体を包み込んでくれるような感じがしません。

身体が辛くて苦しい上に、寝心地が悪いなんて!
寝返りをうってもうっても、ベストポジションが見当たらない!
寝苦しいよ~、辛いよ~(泣)

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睡眠は人間にとって、とても大切なモノです。
一生の3分の1は寝て過ごすといいます。
だから、睡眠時間も大切ですが、睡眠の質も大切。
その睡眠の質を得るために、寝心地のよさは必要不可欠です。
ましてや病気で、身体の消耗を最小限にしたい場合
体力の温存や回復のために、寝心地は命です。

それなのにっ!!!

もちろん文句ばかりはいえません。
寝心地が良いベッドや寝具はコストがかかります。
入院環境に、自宅と同じ環境を求めることはできません。
あまり寝心地が良いと、退院したくなくなるかもしれません。
急性期などは、寝心地になんてかまっている必要が
無いのかもしれません。

・・・でも、例えばターミナルの患者さんはどうなのでしょうか?
寝たきりに近い生活を送らざるを得ない人はどうなのでしょうか?
痩せてしまって体が痛い患者さんはどうなのでしょうか?

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フカフカのお布団で眠りたい・・・。
早くお家に帰りたい・・・。
入院中、これは私にとって切実な問題でした。

健康な普通の人の睡眠について
あれだけいろいろなことが叫ばれ
「快適な眠りは布団から」「寝心地が人生を左右する」
なんてキャッチコピーまであるのに
どうして病人の寝心地について深く語られないのだろう?

病院のベッドの寝心地をもう少し良くしたら
何か変わるんじゃないかな・・・なんて考えてしまいます。

ホスピスのベッドは寝心地がよさそうだったなぁ・・・。
一般病棟のベッドを見て、少しでも患者さんの寝心地が良いように
どうしたらいいのかなぁ・・・と日々、考え中でございます。
少なくとも、一般病棟のあの状態が
患者にとって当たり前だとタカをくくってしまわないように
問題意識をもって看護したいなぁ・・・と思う日々です。

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勝手に寝具特集!よく見る枕編!

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病院にはいろんな枕が生息しています。
いつかコンプリートしてみたいと思っております。
(きっとまだ幻の枕があるハズ・・・)

ヘンダーソンさん

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読書の季節(?)がやってまいりました。
最近のハマリモノは看護理論音読(笑)
(・・・いやいや、別に音読しなくていいのですが)

看護理論は読み返すと、なかなかどうして面白いです。
学生の時は読みもしなかったのですが
臨床に出てから、結構何度か読み返しています。
不思議なのは読み返すたびに、受ける印象が変わるということ。
なんでしょうか・・・経験が増えて読み返すことによって
書かれている文脈の意味が増すというか、なんというか。
何度読み返しても、新たな発見があるところが不思議です。

当たり前のことが書いてあるのですが
その当たり前が、きちんと言葉にされているのです。
「当たり前のことほど、理論を使わないと見ることができない」
・・・これは誰の言葉だったでしょうか?大好きな言葉です。

今回はヴァージニア・ヘンダーソンさんの
【看護の基本となるもの】の中から
私の好きなところを抜き出して、勝手にご紹介いたします。
(・・・紹介するまでもないのですが・・・)

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ヘンダーソンさんといえば、誰もが知っている
【基本的ニード14項目!】
これを読んでいると「患者のニードが命!命!命!」
「日常生活援助が大事!大事!大事!」と
脅迫されているような気になります(笑)
・・・いや、大事なんですけれど。

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≪看護師の第一義的な責任は
患者が日常生活のパターンを保つこと
すなわち、普通は他者に助けてもらわなくてもできる
呼吸、食事、排泄、休息、睡眠や活動、身体の清潔、体温の保持
適切に衣服を整える、等等の行動を助けることである≫

普通に生きている人にとって、日常生活のパターンは
なんの苦労もなく行えるものであり
意識すらしないで出来てしまうものかも知れません。
しかし、そのうちの何かが、ほんの少しでも障害されると
驚くほどの不自由を感じたりします。

自分のことが自分で出来る・・・つまり自立は
普通の人にとっては当たり前のことなのですが
本当は、とても大切なかけがえのないことなんですね。
当たり前に行えていたことが
何らかの原因で行えなくなった時の
不自由さとか落胆とかストレスというのは
ものすごいことなんじゃないでしょうか。

自立していた日常生活動作が行なえなくなった時
それを助けるのが看護師の一番の役目とされています。

でも日常生活援助って、やや地味な印象を受けませんか?
だから診療の補助技術よりも軽視されがちな気がします。
(清拭などよりもS-G挿入介助ができたほうが
看護師としてのレベルが高いように思われがち・・・)
でも、そんなこと全然ないと思うんですよね。

「そんなこと誰にだってできるじゃない」という人がいます。
誰にだって身体を拭くことくらいできるかもしれませんが
循環を変動させず、寒気を与えず
汚れを的確に除去して、爽快感を与える清拭って
一体どのくらいの看護師が的確にできるのかな~と
思ったりするわけです。
(そもそも毎日の温タオル清拭は、どのくらいの心地よさを
与えることが出来ているのだろうと考えてしまいます)
そう考えると、日常生活援助というものは緻密で
その人の技術力の真価が問われる援助なのではないでしょうか。

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≪看護活動の多くは単純であるが
特定の患者の特定の要求に合わせるときに複雑な活動となる≫

身体を拭くとか、食事の介助をするとか
そういう一つ一つの援助は単純で簡単そうにみえます。
しかし、本当の意味で患者さんのニードを把握し
患者さんに最も適する形で援助を行なうことは
ものすごい技だと思いますし、素人には出来ません。
それが出来てこそ、看護ですし
プロフェッショナルのお仕事!というわけですね。

私も・・・まだまだできていないなぁ・・・と感じます。
そもそも患者さんのニードすら適切に捉えられてるか・・・
お恥ずかしい話ですが、疑問だったりします。

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≪意識を失っている人の意識となり
自ら生命を絶とうとする人に代わって生命の熱愛者として立ち
足を切断された人の足、光を失ったばかりの盲人の目
赤ん坊の移動の手立て、若い母親の意識と自信
身体が弱りはてて、あるいは引っ込み思案のために者が言えない人の声
となるのであり、まだまだこの続きはたくさんある≫

・・・う~ん。凄すぎる。
そんなふうに看護が出来たらすごいな~と思います。
これを書いたヘンダーソンさんにも脱帽します。
どこまでいったら、これができるようになるんだろう・・・。
まさに≪患者の皮膚の裏側に入り込む看護≫ですよね。

私の憧れる先輩ナースさんは
おそらくこれに近いことができるのだと思います。
そのくらい患者さんのニードを的確に捉えることができるのです。
そういう人って、羨ましいな~素晴らしいな~と思います。
そして悔しいな~とも思います。
(自分の理想の究極系を目の前で見せられてしまったら
やっぱりちょっと凹みがちになってしまいますよ~)
でも、そういう人が近くにいることは嬉しい限りなんですけれど。


さて、現在進行形でウィーデンバックさんを読み返し中です。
またいつか、勝手にご紹介を・・・あぅ・・・。
・・・自己満足で、ごめんなさい(汗)

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≪  ≫内は下記文献からの引用です。
ヴァージニア・ヘンダーソン著(湯槇ます・小玉香津子訳):
看護の基本となるもの,日本看護協会出版会,2006

ACLS

ACLSに行ってまいりました。
一言で感想を述べると、大変勉強になります。
そして、とてもとても楽しいです!

ACLS受講にあたり、あの分厚い、赤いテキストを見ると
「うわ、こらアカン」と敬遠したい気持ちになりませんか?
少なくとも、私は最初に申し込んだ時、かなり後悔した組です。
何をやるのかよく分からないし、テキストは分厚いし
ちゃんと事前勉強してきなさい!くらいのことが書いてあるし
私ごときが受けても、認定してもらえないんじゃないかな・・・とか。

でも、お金を払ったからには、もったいない根性で
前日までになんとかテキストを読んで、自分なりに考えて
「なるようになれ~!」という気持ちで参加しました。

参加者の方は医師ばかりでなく、看護師もたくさんいます。
しかも救命救急やICUに従事している人だけではなく、
循環器病棟や、精神病棟、外科病棟の方もいらっしゃいます。

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【今回のマイグループメンバー御一行様】
精神科救急ナースマン/me/救命救急ドクター/循環器ナース

周りを見渡すと・・・
自分以外はみんなできる人に見えるんですよね・・・(涙)
でも、いいの、いいの、いいじゃないですかっ!
自分が一番できなければ、できるようになればいい。
そのために参加したんですから~♪
この捨て身根性が結構大切なんですよ~。
ナントカナル、ナントデモナル、ナセバナルです!

でも本当に面白いんですよ!
何が?・・・実技がです!!!

ACLSにはいくつかのアルゴリズム
(問題を解くための手順・・・といったらいいのかな?)があります。
BLSから始まって、無脈性心停止、徐脈、頻脈
急性冠症候群、脳卒中などのアルゴリズムがあるのです。
これを暗記しておいて、実際に実技をやっていくんですが
頭で覚えているのと、実施できるということ間には
結構な溝というか違いがあるんですよね。
頭で理解していても、カラダが動かなくちゃ意味がない!わけです。

実技はモデル人形さんを相手に行なうのですが
これがまたリアルで設定が本物っぽくて、非常に良いのです!

「動悸を主訴にやってきた60歳の患者さんです。
意識はあります、血圧は110/-でした。はい!スタート!」
みたいな感じで、設定があってはじまります。

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患者さんに声をかけ、メンバーを集め
酸素投与して、静脈ラインをとって、心電図をつけて
「頻脈ですね、患者さんの状態はひとまず安定しています。
QRS幅は狭いし、リズムは規則的だからアデボス10㎎の静注を・・・」
なんて言っている間に、患者さんが「うぅ~~~」と言い出して
意識がなくなって、心電図波形がVFになる。
「VFです!150Jで除細動します!離れてください!」
バンッ!とショックをして、すぐにCPRを行なう。
「ボスミン1㎎準備しといてください!」等等言いまして
2分後、心電図の評価をしたら、今度はPEAになった!
「波形は出てますが、脈は触れません!CPR続行!」
「ボスミン1㎎IVしてください!アトロピン1㎎準備して!」
とかやるわけですね。
そしてその間にも、何故この患者さんがこの状態になったのか
を一生懸命、診断しなくてはいけないわけです。
「高K血症が考えられるので、採血とってください」とか。

いくらアルゴリズムを暗記していても
実際にやるとなると、焦りますし、頭の中は真っ白になりますし
次は何をしたらいいんだっけ・・・何を準備しておくべきだっけ・・・
というのが、なかなかスムーズにはでてきません(笑)

頻脈がVFになりPEAになり、「次の治療は・・・」とアワアワ
しているのに、CPRの換気が上手くはいらず、「胸が上がらない」
という状況になったりもする。
エアウェイを入れるように指示してみたり、二人法でやったり
そんなことをしていると、CPR5サイクル後の心リズムチェックの
時間があっという間にやってくる(泣)

しかも1セット、8分か10分あるんですよ!
その間に心電図も患者さんの状態も変化する。
オプション(?)で、「患者さんが吐きました」というのもあり
「顔、横向けて!」「吸引してください」というのもありました。
いや~大変。いや~でも、ドキドキワクワクします!
(ワクワクって・・・不謹慎ですね)

やってみて一番に感じたことは
「ドクターは想像以上に大変なんだ・・・」ということ。

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救急の現場でチームリーダー役をとるのはおおむね医師です。
あの分刻みの状況の中で、患者さんを助けるために
状態を判断して、指示を出して、さらに診断すべく
原因検索のための検査をして、心拍の復活を願う・・・。
予測して動けるメンバーや、指示を確実にこなすメンバーが
そろっていれば、それはそれでとても力強いですが
中には、新人ナースのように、素人さんに近い人もいたりする。
そうすると、指示しても動けなかったり、時間がかかったりします。
でも、患者さんの状態は待ってはくれませんから
そういう状況もコントロールしながら、最善を尽くさなくてはならない。
看護師とは責任の重さが・・・やっぱり桁違いなんだなと実感。

そして、そんな現場だからこそチームワークがとても大切ということ。
声を掛け合うこと、励ましあうこと
患者の状態を共有しながら考え合うこと
三人寄れば文殊の知恵ともいいます。
お互いの知識を出し合って、原因を検索したり
間違いがないように確かめあったりすることは
本当に本当に大切なことだと思いました。
看護師も質の高いメンバーシップを発揮しなくては!

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

2日間の最後には、筆記と実技のテストがあります。
グループには、ACLS数回目の救急ドクターがいました。
この方の実技テストは、もうパーフェクツ!
指示が的確で、チームコントロールもすばらしいっ!

私も実技テストでOKをいただいたのですが
どうにも納得ができず(あまりに完璧なのを見せられた後だったので)
「もう一度、やらせてもらっていいですかっ!!!」
と思わず申し出てしまいました(爆)
せっかく高いお金を払っているのだから
やらせてもらえるのならやらないと損じゃないですか!

すると寛大なインストラクターとメンバーの方々からOKが!
もちろん救急のドクターのようにパーフェクツにはできませんが
自分なりには納得できたので、よかったなぁと思いました。
インストラクターの方々はとてもとても親切で
いっぱい質問して、いっぱい教えていただけました。

一部では賛否両論あるACLSですが・・・
一度やってみると面白いと思います。
少なくとも、知らないよりは知っていたほうがいいですし
興味をもたれて「どうしよう」と躊躇している方は
是非!体験してみることをお薦めいたします★

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welcome
ご訪問いただき有り難うございます。当ブログはナースyoyocoの日常を綴った”勝手に看護覚え書”です。ほぼ自己満足で出来上がっており、医療に役立つ内容にはなっておりません。日々働く中で考えたこと、感じたこと、そして周りの楽しい仲間達について、私的視点から描いています。興味のある方はどうぞご覧ください。

Attention
画像と文章を無断で使用することはおやめくださいませ。下手なりに一生懸命描いております。

what's new
memo


更新速度停滞注意報発令中!
コメントや拍手をくださる皆様、有り難うございます。仕事の都合上、お返事が遅れてしまう場合が多々ありますが、気長にお待ちいただけると嬉しいです(汗)本当に申し訳ございません。陳謝!

ログ部屋建設計画・・・頓挫中。

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