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辞めたい気持ち

看護の日です。
森のくまさん方、いかがお過ごしでしょうか。

(あっ!森のくまさんって、新人さんたちのことなんです。
親しみを込めて、こう呼ばせていただきますね☆)

N美さんからもメールがきました。
≪森のくまさん1名戦線離脱気味。総力をあげて対応中!≫
・・・そうか・・・もうそんな時期ですね。
そうです。5月病到来です。

先日、他の森に就職した知り合いのくまさんが突然やってきました。
元気~?頑張ってる~?と声をかけたら第一声が
「あの・・・俺、辞めたいなって思ってるんですよ・・・」

!!!ここにも戦線離脱気味な森のくまさんがっ!!!

★ ★ ★

minins79.gif

彼(クマ吉)の話を聞いてみると、
どうやら大きなミス(?)をしたとのこと。
受け持っていた患者さんが自分の受け持ち時間帯に急変し、
もしかしたら、自分が悪かったのでは!?と考えているとのこと。
その後は、なんだか怖くなってしまい、
インシデントも続いているらしい…。
クマ吉はすっかり自信喪失状態でやってきたのでした。

もしかして、自分のせいで悪くなってしまったのでは?
自分が受け持たなければ、
患者さんは急変しなかったのでは?
自分にミスがあったと感じれば、
なおのことそう感じてしまいますよね。
自分は看護師には向いていないんじゃないかな…。
このまま続けていていいんだろうか…。
そんなことを考えてしまうんですよね。

sitdown.gif

「クマ吉のミスで患者が急変したって責められたんだ?」
『そんなこと言われません。誰も責めたりしなかったです』
「急変するような決定的なミスを仕出かしたのは確かなんだ?」
『何をしたから急変したっていうのは…わからないんです。
すごく状態の悪い患者さんだったし…』
「じゃあ、急変してその後、気がつかなかったとか?」
『隣のベッドに先輩がいて、すぐにおかしいって気づいてくれて』
「医師は急変対応しなかったの?」
『きちんとしました。でも状態は悪くなってしまった…』
「じゃあ、医師や師長にクマ吉のせいだって言われたんだ?」
『いいえ。…頑張れっていってくれた』
「それなのに、クマ吉は辞めようって思ってるんだ」
『家族がすごく泣いていて、俺、すごい悪いことしたって思って』
「そりゃあ家族は泣くよね。だって患者さん悪くなっちゃったんだもん」
『…はい』
「急変して悪くなったから家族は泣いていたのかな?
もちろんそれもあるかもしれないけれど、すごく具合が悪かったんだよね?」
『・・・・・・』
「クマ吉、臨床は厳しいところだよね?」
『はい。すごく。自分の責任が重いって思いました』
「そうだよね。だからミスはあっては絶対にダメ。
でも人間はミスをするよね?」
『はい』
「今回のことがミスだったかどうかは
その場にいないから判断できない。
でもクマ吉じゃない人が受け持っていても
急変した可能性がないとはいえない」
『・・・・・・』
「患者さんから今回教えてもらったこと、忘れずに生かすほうが
辞めるよりもよっぽど大切なことだと私は思うけど…」
『・・・・・・』
「患者さんが教えてくれたこと、忘れないで大切にして」
『はいっ!』

その後も、クマ吉とはいろんな話をしました。
今まで担当した患者さんの話、看護の話などなど。
仕事っぷりにしたって、本当によく考えていて実習の時とは大違い!

なんだなんだ!たった1ヶ月ですごい成長じゃないですか!
実習のころと比べてこんなに伸びているのに
それを実感する暇がないくらい、臨床現場は大変なんだなぁ…
と、考えてしまいました。

臨床はいくら新人といえど「
できて当然」というところがありますよね。
そりゃそうです。できなきゃ患者さんの命が危ないんですから!
だからちょっとしたことができたって、
褒めている余裕はなかなかない。
そんなのできて当然という感じになってしまうんですよね。

『毎日、怒られることばっかりで、ダメっすよ(苦笑)』
その怒られることの間に、いかにできることが増えているかを
クマ吉自身も余裕がなくて、気がつくことができないんだなぁ。



ちなみに自分への戒めも込めて、聞いてみました。
「グリズリー(怖い先輩)ばっかりの職場で大変デショ?」

bear.gif

『っそんなことないっすよ!仕事中は…確かにまぁ。
でも休憩室とかでは、声かけてくれて!忙しいだけっす』
そうかい、そうかい。クマ吉、ちゃんとわかってるじゃないですか。
グリズリーは仕事中怖くても、それがその人のすべてじゃないんだよ。
しかもクマ吉、ちゃんと職場に居場所があるじゃないですか。

クマ吉は最後にこんなことを言っていました。

『学校では〔何がわからないの?〕って聞いてくれるんですけど
臨床では〔なんでわからないの?〕って言われるんですよね。
実習の時って守られてたんだなって、すごく感じますよ』
そう!実習と実際の臨床の責任感の違い!その自覚はとても大切。
クマ吉!お前、頼りない奴だけど、ちょっと頼もしくなってきたよ!

★ ★ ★

クマ吉みたいに悩んでいらっしゃる森のくまさん。
もし辞めたいなと思っていたら、誰かにその気持ちを話してみてください。
できない、自分は看護師に向いていない、ツライ…
でもその根拠はどこからきているのかをしっかり見てみましょう。
意外とただの思い込みで、負のスパイラル思考に
はまってしまっているだけかもしれませんよ。
ダメばかりじゃない。きっとできていることがいっぱいあるはずなんです。
少しのダメが妙にクローズアップされてしまっているだけなんです。

周りには自分よりもできる同期のくまさんがいるかもしれません。
自分よりもいっぱいほめられているくまさんを見るのは
くやしいし、悲しいし、嫌だなって思うこともありますよね。
私なんて、今だってそうなんですから!もう!器小さいですよね(笑)
でも、他の人と比べないで、自分ができていることを
しっかり確かめてみてください。

box.gif

3年間かけてとった免許、頑張ろうって思って就職した病院。
この1ヶ月間の患者さんとのかかわり。
ポイッと投げてしまうには、まだ惜しいのではないでしょうか。

これから先、もっと辛いことにも当たると思います。
私も相当…でしたから。
でもそれがあるから今があります。

そしてグリズリーのみなさん!
(うわっ!失礼!でも私もグリズリーですから)
森のくまさんたちは、なかなか自分では声をあげられないものです。
だから、ぜひグリズリー側から声をかける機会をお願いいたします。
あ…「喰ってやる~」ではなく、「よっ!」程度で(笑)
なんて言っている私が一番「ガォ~」って言いがちなんですけれど☆


クマ吉は最後、笑って帰っていきました。頑張れ。クマ吉!
これからの看護を担うのは、お前達だぞ~!

森のくまさん達にささやかながらエールを送りたいと思います。


↓続きを読むは拍手コメントの返信です。アリガトウゴザイマス。
> 05/12 04:56 拍手コメントを下さった方へ
こんばんは。ご訪問有り難うございます。コメントも有り難うございましたVv
13歳のグリズリーさん。もう森のくまさん指導もベテラン域ですね!くまさんのフォローは確かに大変ですよね。ましてや最近「褒めて育てる」とか「怒っちゃダメ」なんていう風潮が、私の周りにはあります。それが余計にストレスだったりします。
ダメなものはダメって言ってあげるのが親心(グリズリー精神?)ですし、できていないところは指摘していかなくては、いつかくまさん自身が困る時がくると思います。それと同時進行で、できているところは認めていく。そうすればくまさんたちは成長していってくれると思うのですが・・・その匙加減がまだまだ難しいなぁと感じています。
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Comment
80
仕事って辞めたい気持ちとの戦いだったような気がします。もう辞めようもう辞めようと毎月思っていました。叱られたり虐められたり・・でも毎日の積み重ねで気付いたら後輩がいたみたいな感じでした。休憩でも休憩にならなくてご飯が喉を通らない事もあったななんて今では良い思い出です。今はもう臨床ではありませんが仕事が出来るその事がありがたくて。医療従事者を目指した日のことを忘れないで今日も保健室で社員を支えたいと思います。
81
≪森のくまさん1名戦線離脱気味。総力をあげて対応中!≫
思い起こせば数年前の今頃、SHIOの所へ小熊君が1頭、上司に連れられて来ました。
それから暫くして、小熊君がぽろっと言った訳です。「実は着任3日目に、もう辞めたかっち思うたです。」
「なして?(汗)」「いや、現場の雰囲気が凄くてですね、勤まらんっち思うたです。正直怖かった。」
いや、無理も無いんです。新人研修直後に、俗に言う「鉄火場」状態の場面に放りこまれたのですから・・・。廻りは親熊かそれ以上の大熊だらけで、たった1頭で。
「何時もあんなや無いけん。現場には波っち言うのがあるんよ。これから仕事を覚えてくれば、解ってくるよ。我慢できんかったら、オイに吐けば良か。」って、なんかアドバイスにもならないSHIOの言葉に、地方出身の純朴な小熊君は納得してくれたようでした。
その後、その小熊君は幾度と無く問題にぶちあたり、その都度SHIOも相談に乗って現在・・・。
小熊君は、仕事の一翼を担う立派な戦力となって、立派な若熊になりました。
SHIOもそうだったですけど、新しい事を始めれば色々問題にぶちあたる訳です。
それに負けずに乗り越えないと成長は無いし、「面白さ」も解らないと思います。
だから、森のくまさん達もへこたれずに、頑張って欲しいです。
苦労?は、必ず実を結びます。

82
>ぱのさん

振り返れば、きっと誰しも「辞めたい」って思ったことがありますよね。誰もがはじめから順風満帆ではないし、何かしらミスしたりして叱られたりして育ってきているんですもんね。でもその時の気持ちを、どんどん忘れてしまうんですよね。不思議なことに。私もぱのさんのように医療従事者を目指した日のことを忘れずにいたいなと思います。
83
>SHIOさん

小熊くん、頑張りました!そしてその成長の影には、SHIOさん有りですね。確かに、辛さや苦労がないと、面白さも仕事を成し遂げた時の嬉しさも半減ですよね。いつも何の苦労もなかったら、喜びだって感じられません。苦労があってこそのやりがい。やりがいがあるからこその面白さ。だからそれがわかる前に、辞めないでほしいなぁと思います。本当にへこたれずに頑張って欲しいですよね。頑張った分、結ぶ実は美味しいんですから。
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