スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
グリーフワーク

受け持ち患者さんだったT蔵さんが亡くなってから4年が経ちます。
先日、T蔵さんの奥様からメールがやってきて
お墓参りにご一緒させていただきました。

T蔵さんが亡くなった時、奥様の悲しみようは
それはそれは深いものでした。
声を上げて泣くのではなく、お花がしおれてポキンと折れる感じ。
「あの奥さん、大丈夫かな・・・」
病棟のナース達はみんな心配していたのですが
ウチの病棟には遺族ケアみたいなことは浸透していなかったため
結局、気になりつつ、そのまま・・・という感じでした。

4年ぶりの奥様との再会。
「もしかしてまだツライ気持ちを抱えていらっしゃるのかな・・・」
すこし緊張しつつ、待ち合わせ場所に向かいました。

★ ★ ★

hm2.gif
あ、奥さんだ。よかった元気そう・・・

hm1.gif
なんだかホッとしちゃったなぁ・・・

hm3.gif
「久しぶりね」「4年ぶりですね」

hm4.gif
「こんにちは、おとうさん。暖かくなったわね」

hm5.gif
「今日はお世話になった看護師さんも来てくれたわよ」

hm7.gif
「もう4年も経っちゃったんですって。
そんなに経っているなんて思えないわね・・・」

hm8.gif
・・・・・・。

hm7.gif
「いつも守ってくれてありがとう。私は大丈夫よ。
でも、まぁ・・・もう少ししたら逢えるわね。だから待っていてね」

hm8.gif
・・・奥さん、乗り越えたんだなぁ・・・
今もT蔵さんのこと、愛してるんだなぁ・・・

hm6.gif
ああ・・・奥さんの心の中にT蔵さんは生きていて
奥さんを支えているんだなぁ・・・

hana1.gif

大切な人を亡くしたときの悲嘆(グリーフ)というのは
他人には想像できないほどの悲しみなのだと思います。
特に配偶者の喪失はもっとも辛いとされており
経験のない私では想像できない域の悲しみなのだと思います。
時には悲嘆がきっかけで病気になってしまうこともあります。
だからこそグリーフケアの大切さが叫ばれるのでしょう。

大切な人が亡くなることで、人は弱く脆くなります。
でもその悲しみを乗り越えると、亡くなった人は大きな支えになります。
ご遺族をみていると、いつもそう思います。

人はいつ死ぬのでしょうか?
奥さんの心の中では今もT蔵さんが生きていて
奥さんをずっと見守り支えてくれています。

肉体は死んでしまっても、医学的社会的には死んでしまっても
その人を思い続ける人がいる限り、人は死なないのかも知れません。
心の中に生き続けるからです。

確かに、私のおじいちゃんとおばあちゃんも
今も私の心の中に生きていて、私を支えてくれています。
「そうそう・・・こんな時、おばあちゃんは必ずこう言ってたよなぁ・・・」

そんなことを思い出しながら
今日は仏壇のおじいちゃんとおばあちゃんの写真をマジマジと眺めてしまいました。


スポンサーサイト
Comment
86
ヨヨコさんおはようございます。グリーフワークが大切とは良く聞きますがちょっと違った視線で死を見たときのことです。死は確かに悲しいしなかなか乗り越えられないものだと思います。私がICUで死にそうだった時にもしかしてこの子は死ぬかもしれないと父は諦めたそうです。でも私は少しも苦しいと感じてなかったし多分死んだとしても苦しくなかったと思いました。だから意識が戻って身体のしんどい事にびっくりしました。だからその事を伝えました。苦しくなかったとだから案外苦しんで死んだというのは本当などうなのかなと思うとも言いました。今は生きていてありがたいと思いますが生きていて良かったよ。ちょっとだけ先に行っているからね。と挨拶できたら良いなと思いました。だからグリーフワークをするにしてもいつまでも落ち込んでいられたら死んだ人が心配でいても経ってもいられなくなるんだろうなと思いました。実際に死んだ事はないのですがそんな風に感じました。
87
>ぱのさん

患者さんを外側からみると、なんだか苦しそうに見えるけれど、実は案外、患者さん本人はそんなに辛くない・・・そうなのかも知れません。むしろぱのさんのいうように、意識が戻って身体と意識がきちんとくっついた時のほうが、辛い、苦しいと身体の苦痛をダイレクトに感じるのかも知れません。ちょっとした臨死体験みたいなものなのでしょうか・・・。すごい体験ですよ(驚)
確かに家族にいつまでも落ち込まれたら、おちおち死ねないという感じはしますよね。死んでも死にきれませんね。でも残されたほうはなかなかそう割り切れない。当事者とそうでない立場の人の視点の違いは大きいのかも知れません。でも「ちょっとだけ先に逝ってくるね」なんて粋な挨拶があったら、ちょっと癒される気がしますね!
でもぱのさん、生きてて良かったですよ~!!!
コメントを投稿する
Trackback
trackback URL
→http://inkdrinker.blog6.fc2.com/tb.php/112-a9016900
TOP
preface


welcome
ご訪問いただき有り難うございます。当ブログはナースyoyocoの日常を綴った”勝手に看護覚え書”です。ほぼ自己満足で出来上がっており、医療に役立つ内容にはなっておりません。日々働く中で考えたこと、感じたこと、そして周りの楽しい仲間達について、私的視点から描いています。興味のある方はどうぞご覧ください。

Attention
画像と文章を無断で使用することはおやめくださいませ。下手なりに一生懸命描いております。

what's new
memo


更新速度停滞注意報発令中!
コメントや拍手をくださる皆様、有り難うございます。仕事の都合上、お返事が遅れてしまう場合が多々ありますが、気長にお待ちいただけると嬉しいです(汗)本当に申し訳ございません。陳謝!

ログ部屋建設計画・・・頓挫中。

link



★Inexperienced worker★
音楽好きのお友達アッキーのブログ。

counter

timer


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。