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電子カルテの弊害?

世の中、電子化、IT化。
当然のことながら、医療も然り、病院も然り。
Nちゃんの病院にもIT化の波が押し寄せました。
そう、電子カルテ化です(遅っ!)

minins92.gif

電子カルテになったばかりの頃、投書箱にはこんな意見が増えたそうです。
「看護師が患者でなく、パソコンばかり見ている」
「ベッドサイドにきても、患者を見ずにパソコンばかり操作している」
「廊下でパソコンばかりやっていて、ナースコールにでない」

電子カルテに不慣れな頃は、どうしても操作が上手くいかなくて
患者さんのバイタルをとったらパソコンと向かい合い
ケアが終わったら、廊下でパソコンを打ち込み
時間通りに入力するために、必死でパソコンと睨めっこ。

Nちゃん曰く
『そりゃあ、患者さんにしてみたら、〔看護師は何やっとんねん?〕だよね』

確かに。アナムネとったりしてるのに、話半分、パソコン操作されたら
心象は確かによろしくないな~と思うのです。
でも看護師は、データベースを作るのに入力しなくちゃいけませんよね?
ましてや、どこかにメモって、後で入力するのも手間がかかってしまう。
さらにキーボード入力に不慣れな人にとっては、ますますイタイ作業です。

さらにNちゃん曰く
『しかも、点滴するのにピッなんだもん。コンビニ弁当じゃないんだからさ』

minins99.gif

ピッ!確かにピッですね(笑)ピッってなんだと思いますか?
点滴や薬剤を確認する時に、患者さんのネームバンドと指示書と点滴を
バーコードで照合するんです。コンビニのレジみたいに。
それでその時になる音が”ピッ”なんですよね。
だからこれを”ピッ”と呼んでいます(正式名称はわからないです)。

そう!あのバーコードの認証・・・私もすごく抵抗がありました。
確かに患者さん間違いや薬剤などの投与ミスを防ぐためには
効果が上がっているのかも知れません。
でも、患者さんがまるでモノみたいで、どうも好きになれないし
あんなことをしなくては、私達は確認できないのか・・・と思うと
なんだかちょっと悲しい気持ちになったものです。

さらにさらにNちゃん曰く
『カルテもなんだか味がなくなったし、無駄なこと書かなくなったもんな~』

そうですよね~。ま、そもそもカルテに”味”を求めるなって感じですが
私は手書きのカルテが好きでした。
もちろん手書きだからこそ”汚い字が読めない!”とか
”mgなのかngなのか判別できない!”とか困ったこともありました。
でも読めない文字を判別するのも好きだったし(好きと言うか知識を
フル活用して正しく読むっていうもの勉強になりましたし)
筆圧とか文字の勢い、大きさなどで書いた医師の心情が読めたり
患者さんと医師とのちょっとしたやりとりが、書いてあったりして
そこから得られる情報も多かったのです。

電子カルテになってしまったら、医師は必要最低限のことしか
書かなくなってしまいました。文章もなんだかカチカチしてしまって
カルテに「先生らしさ」が出なくなってしまったな~とちょっと感じます。

電子カルテにすることによって、情報の一元化などで得られた利益も
たくさんあるけれど、同時に失くしたモノもあるのではないかと・・・。
アナログ寄り人間の私は、どこまでいってもそんなことを考えてしまいます。

最終的にNちゃんとの話し合いは
『ま、そうはいっても便利になったし、時代の流れってやつでしょう』
という結果に落ち着きました(爆笑)
何を達観した気分になっているんだか。

世の中、電子化、IT化。
時代の流れ、効率化、合理化。
看護がその波に翻弄され過ぎませんようにと
願うばかりです。

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Comment
230
へ~、最近は入院した患者さんへの処置は、パーソナルコードをオンライン照合で確認しながらやるんですね。(SHIOは入院したこと無いので、それ以前がわかりませんが・・・)気分的には、「コンビ二かい?」的な感じもありますが、人的エラーやケアレスミス回避には有効な気がしますね。

あまり病院に行く事が無いSHIOには電子カルテがどんな物か判りませんが、ここ1年位時々行ってる成形外科の先生のところは、PCディスプレイ上のDATAで状態説明をしてくれます。
DATAには「透視画像」や「診察DATA履歴」および「投薬DATA」等が明記されており、SHIOが見ても状況が「一目瞭然」だったりします。
先生は、これでいろいろ説明してくれるんですが・・・確かに判り易いんですけど、あまりこっちを見てない様な気がするんですよね・・・。

SHIOが風邪をひいたりした時に行く病院は(地方のせいもあるかも知れませんが)、「じ~ちゃん先生」が多いんですよね。「じ~ちゃん先生」のとこは、診察しながら紙のカルテ用紙に「訳のわからん字」を書きながら、ず~と、こっちを見ながら診察してくれるんですよね。
診察を受けるSHIO的には、「じ~ちゃん先生」の方がなんか安心感があるんですよね。(いや、成形外科の先生の名誉の為・・・診察処置は的確だし、良い先生ですよ。もちろん、「じ~ちゃん先生」のとこも。)
アナログなのかもしれませんが、でも、やっぱ話しをする時には、「相手の顔ば、見らんば」・・・。


233
臨床の場から離れているのでどの位IT化が進んでいるのか良く分かりません。ただ私のかかりつけの大学病院では入院しても電子カルテはまだ導入されていません。田舎だからアナログなのかそこだけなのかは実は分かりませんが。今でも入院するとノートを持って歩いて情報収集しているみたいです。うちの会社でも会議とかカンファ?では皆自分のノートを持ってきます。何だか最初は高校以来のノートだったので妙に照れたりしました。保健室でも大切な情報はパソコンでなくノートに手書きで保管しています。何だか進歩がいいのかどうか・・。しっかり管理する側として考えて行きたいと思います。
234
電子カルテを使っていると
いざシステムダウンしたときに
「何もできない!」って感じます。
検査も止まる・・・処方も出ない・・・点滴照合できない・・・

点滴や薬は、どんなに確認しているようでも
焦りや急がしさから
ミスが後を絶ちません。
機械が導入されて、少しでもヒューマンエラーが減るなら、それもアリかなぁなんて私は思います。
235
はじめまして

私も、ピッは患者さんに「スーパーのレジの商品になった気分」とからかわれました

医師は必要最低限のことしか
書かなくなってしまい・・・文章もなんだかカチカチ
というところを読んで、やはり日本の医師は丁寧に患者さんを見ているんだなぁと思いました
私のアメリカでの印象は、医師がちゃんと必要事項を記載してくれるようになり、単語ではなく文章になり、記録が読みやすくなって大助かり
病院なのか、国柄なのか・・・
237
> SHIOさん

上手に使えば、機械はヒューマンエラーを回避してくれるものになると思うんです。でも電子カルテ導入時は、機械にふりまわされちゃってる感じも否めません。だんだん使いこなせていくのでしょうけれども。

レントゲン画像や透視画像なども診察の時にディスプレイに表示されるし、病変部位を拡大したり、時系列で並べて見せてくれたりして、患者さんにとっては理解しやすくなってますよね。私自身も説明を受けたことがあるんですが、確かにわかりやすかった!そして自分のレントゲン画像が拡大されたりするのをみて「おおっ!」と感動したくらいでした(単純)。
正確な診断や的確な説明は大切で、患者さんが理解できることもとても重要だと思うんですけれど、病気の時に患者さんが求めるものって、きっとそれだけじゃないんだと思うんですよね。だから向き合ってくれる先生がいいし、顔を見てくれる先生がいい。じーちゃん先生の良さって、そういうところなのかも知れません。

ウチの近くの内科も、かなりのじーちゃん先生ですVvいい味、出してくれています!
240
> ぱのさん

進んでいるのかどうなのか・・・ハタと気づいて、電子カルテの普及率をググッてみました。そうしたら意外と普及していないみたいです・・・。たまたま私の勤務していた病院が立て続けに電子カルテ化したので、私は電子カルテの普及率って70%くらいなのかと思っていました。実際的には10~12%?なのかしら?あれれ?少ないですね。カンファ等でもデジタルメモ端末を持ち込んでる人がいるので、こんなところまで電子化か・・・と思っていたのですが。ちなみに私はメモ帳派です!ノード大好き!手書きも大好きです!アナログ~★
241
> みやびさん

システムダウン!!電子カルテの説明会の時に、「絶対に起こっちゃいけない最悪の事態」として説明されていましたが・・・実は導入してから、システムダウンしました(合掌)。本当に何もできませんよね。患者さんに迷惑かけるだけ・・・。そいういう意味では、電子化って怖いといえば怖いですね。
重症集中系では、患者さんの意識もハッキリしないことが多いので、機械によるエラー防止は有用だと思うんですよね。でも一般病棟(とくに整形外科とかだったので・・・)でやると、なんだかよけいにミスというか、余計な時間が増えてしまっている感じでして・・・。まだみんなが慣れていないというのも大きな原因ですね。もうちょっとスムーズに使えるようになるといいんですけれども。
242
> tisaneさん

はじめまして。こんな偏狭のサイトにようこそです~★
すごいですね。海外ナースさんですね!(←羨望のまなざし)
電子カルテの海外事情・・・そうなんですか。アメリカではむしろ電子カルテ化されたことによる利点が多いのですね。もちろん国柄ではなく、病院風土なのかもしれませんが、私は医師が比較的カルテをたくさん書くところで育ってきてしまったので、電子カルテの味気ないこと、味気ないこと・・・。加えて看護記録もバッチリ書くところで育ってきてしまったので、看護記録も少なくなって、淋しいなと思ってしまったのでした。
反応それぞれ・・・まさにそうですね。ポイントだけ書くことによっての利点もあり、欠点もあり・・・電子カルテの状況を見守って行きたいと思います!またどうぞご意見くださいませ~。有り難うございました!
730
電子カルテで病気になりそう。電化カルの前に座っている 時間が増えて患者さんとはすことも少なくなりました。設計者だけが分かるようなデンカルで、できが悪い。初めての人でもすぐに使える設計にしないと医療従事者にはソッポを向かれる。IT化を促進したいのは現場を知らない役人、医療経済学者など。できの悪い電子カルテに当たると不幸。労働意欲半減。紙のカルテがどんなに使いやすいかしれやしない。直観にそぐわない設計は認知ストレスがかかり過ぎイライラします。それに慣らされることがまた怖い。スチーブジョブスだったら窓から放り投げてしまうでしょう。電カル病にならないようになるだけ患者の入院を減らしています。効率化 利便性を謳いながら逆に過重労働になっています。ああ、愚痴ってしまいました。ごめん。
731
> マニュアル嫌いDr. さん

コメント有難うございます。
電子カルテで病気になりそう(笑)激しく同意です。初めての人でもすぐに使える設計に・・・本当にそう思います。電子カルテが私達の負担になるようでは、本末転倒ですよね。しかし実際に「これは使える!」という電子カルテに出会ったことがまだありません。使いにくいけど、やむなく覚えていって、ラクに操作できるようになった・・・という感じでしょうか。もっと実際の現場で働く医療従事者の視点で開発してくれるといいんですけれども。愚痴りたくなってしまう気持ち、わかります!この先、どんどん改良されて、「これはナイス!」という電子カルテが出てくることを願うばかりです。
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