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目薬をさした?

夜間救急には
いろいろな患者さんがやってきます。

今日も当直医から電話がかかってきました。
(この日、私は外来のリーダーさんでした)

minins105.gif

「ヨヨコさん、患者さん来るから、よろしく」
『は~い。なんの患者さんですか?』
「60歳代、男性。なんか目に目薬をさしたらしい・・・」
『そうですか・・・え?目薬って目にさすモノじゃないんですか?』
「ああ、そうなんだけど、さし過ぎたみたいだよ、10分後到着だから!」

・・・さし過ぎた???
わかったような、わからないような状況でしたが
患者さん到着まで10分しかなく、医師の電話も切れてしまったため
とりあえず、当直師長さんに連絡すべく、電話をしました。

minins106.gif

『師長さん、目に目薬をさした60歳代の男性がきます。
眼科外来を開けて対応します。入院になるようだったら連絡します』
「え?何?何の患者さんですって?」
『え?60歳代の男性です』
「違う。何の患者さん?」
『目に目薬をさした患者さんです』
「え?何?意味がわからないんだけど」
『なんか、先生の話では”さし過ぎた”って言ってました』
「さし過ぎた?角膜がただれちゃったりしてるわけ?」
『・・・いや・・・そんなことは・・・言ってなかったんですけど・・・』

本当はこんな曖昧な情報では困ってしまうわけです。
もっとちゃんと聞いておけばよかったのですが
他の患者さんもいらしていて、バタバタしていたので
この程度の情報しか聞くことができませんでした。

とりあえず、もう1人のスタッフに声をかけて眼科外来を開けに行きました。
「目薬をさし過ぎるって、どんだけ、さしたんですかね?」
『わかんないよ~なんでさし過ぎたんだろう?』
「フタが壊れてドビャッと出ちゃったんじゃないですか?」
『いや~ミドリンとかだと怖いと思うけど・・・どうなんだろうね』
「他の患者さんが来ても、こちらで対応しますから大丈夫ですよ」
『ごめんね~。たいしたことないと思うんだけどね』

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ちなみにミドリンというのは瞳孔をひらく目薬です。
通常1回1~2滴で散瞳するため、さし過ぎるはNO!
散瞳するので眩しかったり、モノが霞んで見えたりします。
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かくして、患者さんは自家用車で家族に連れられて到着したのですが
到着した患者さんをみて、私と当直医はビックリ!!!

「ぎょおえぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~!!!」

minins109.gif

目ん玉に目薬のボトルが刺さってるよ~!!!
目に目薬を【点した】のではなく【刺した】だったのか!

ひえぇぇぇ~(驚)ちょっとホラーですよ!
急いで眼科当直の医師を呼び出し、処置をしてもらいました。
時間はかかったけれど、患者さんはとりあえず大丈夫とのコト。
ホッとしたなぁ・・・。

一段落してから、先ほどの当直医に一言。
『先生!先生も知らなかったんですかっ?!』
「だって目薬なんて、普通、目に刺すとは思わないでしょ!」
『そりゃ、そうですけど・・・』

【刺す】と【点す】
思い込みという情報の誤認。
通常とか普通とかいう概念を超えた状況。

刺し過ぎた・・・あってますよね。
目に突き刺さるほど、刺してしまったんですから。

言葉としては間違っていなかった情報ですが
指し示す状況はかなり異なってしまっていました。
日本語ってなんてややこしくて厄介なんだ~~~!

思い込みはダメ~っ!
波乱万丈の夜でした。

*******追記*******

「みなさん、聞いてください。
結局ヨヨコさんは眼科外来での処置につきっきりになって
3時間くらい戻ってこなかったんです。
その間、救急車が4台やってきて、その急患対応は
全部ひとりでやるハメになってしまいましたよ。」

minins108.gif

・・・ごっごめんね~(謝)
だって、眼科患者さんなんて滅多に来ないから
いろいろ物品の場所やらなんやら手間取ってしまったのデス。
感謝しておりますよ~有り難う~Vv組んでいたのが君でよかったぁ!

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Comment
268
ちょっと前に何かの番組でいいまつがいっていうコーナーがありましたよね・・。しっているかな??聞き間違いや言い間違いま本当に多いですよね。私も学生の頃からやらかしていました。処置の見学でメモをとるように指示されて薬物の名前が聞き取れずDrに確認したらDrは「後で」と言ったらしいのですが私は「アトデ」と言う薬だと信じてメモしてその日の指導者に渡しました。内容はともかくあまりの事にスタッフ一同に大爆笑されておおぼけ看護学生の名を欲しいままにしました。最近では「手伝ってください」と言ったつもりが「付き合ってください」と言ったらしく上司が言いにくそうに「妻も子供もいるから」と言われてこっちがキョトーン・・。何を言っているのか意味不明・・。何度も言われるので不審に思い聞いてみたら・・。私が好きなんだと思ったそうです・・。相変わらずの天然な私です
269
おもしろすぎ!!
そんでもって、日本語教育の現場では
よ~くあるような日本語マジック♪

ちょっと違いますけど、今日、
某医院の待合室にあった日本語の漫画で…。
日本語教師と学生の会話なんですけど、
質問しようとした学生に、先生が
「立って言ってください」と言ったら、
学生が
「た」って言った、というのがありました。

さらに目薬の話からは逸れますけど、
以前、私が敬語の基礎を教えた直後、
それを使いたい学生が、
「先生!先生!おすわり!」と
叫んだときには、わたしゃ犬か?!と思いましたよ~。
「お座りください」って言いたかったんですよね。

いやあ、どんな現場でも
言葉の勘違いっておもしろいです。
集めておけば、本が書けるなあと思います。
271
> ぱのさん

そういう番組があったんですか~。知らないです・・・残念(沈)
「アトデ」!なんかありそうですよね。ぱのさん、超天然色でいい味だしてますよ!
私も点滴の単身のことを「タンミ」という点滴があるんだと思っていて、後でえらく恥をかいたことを覚えています。あと、高カロリー輸液にいれる様々なアンプルを総称して「オカズ入れといて」と言っていたので、「オカズ」というものがあるんだと思っていました。ナイ!ナイ!ないですよね、そんな薬!
思い出すと面白いです。今度、これもブログネタにしようと思います!
272
> おやまどすさん

本当に日本語マジックですよ~★同音異義語って難しいですね。
「立って言ってください」と「タって言ってください」!あはは、愉快ですね~。
病院でも「病室で音量に注意してくださいね」っていった看護師に対して、すごいクレームが来たことがあって、「病室で怨霊に注意してくださいね」って聞こえたとの話でした。日本語マジック~!
こう考えると、日本語ってすごい味があって豊かですね!
でも、こういうことが事故にもつながるので、気をつけなくては!
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ご訪問いただき有り難うございます。当ブログはナースyoyocoの日常を綴った”勝手に看護覚え書”です。ほぼ自己満足で出来上がっており、医療に役立つ内容にはなっておりません。日々働く中で考えたこと、感じたこと、そして周りの楽しい仲間達について、私的視点から描いています。興味のある方はどうぞご覧ください。

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