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ACLS

ACLSに行ってまいりました。
一言で感想を述べると、大変勉強になります。
そして、とてもとても楽しいです!

ACLS受講にあたり、あの分厚い、赤いテキストを見ると
「うわ、こらアカン」と敬遠したい気持ちになりませんか?
少なくとも、私は最初に申し込んだ時、かなり後悔した組です。
何をやるのかよく分からないし、テキストは分厚いし
ちゃんと事前勉強してきなさい!くらいのことが書いてあるし
私ごときが受けても、認定してもらえないんじゃないかな・・・とか。

でも、お金を払ったからには、もったいない根性で
前日までになんとかテキストを読んで、自分なりに考えて
「なるようになれ~!」という気持ちで参加しました。

参加者の方は医師ばかりでなく、看護師もたくさんいます。
しかも救命救急やICUに従事している人だけではなく、
循環器病棟や、精神病棟、外科病棟の方もいらっしゃいます。

member.gif
【今回のマイグループメンバー御一行様】
精神科救急ナースマン/me/救命救急ドクター/循環器ナース

周りを見渡すと・・・
自分以外はみんなできる人に見えるんですよね・・・(涙)
でも、いいの、いいの、いいじゃないですかっ!
自分が一番できなければ、できるようになればいい。
そのために参加したんですから~♪
この捨て身根性が結構大切なんですよ~。
ナントカナル、ナントデモナル、ナセバナルです!

でも本当に面白いんですよ!
何が?・・・実技がです!!!

ACLSにはいくつかのアルゴリズム
(問題を解くための手順・・・といったらいいのかな?)があります。
BLSから始まって、無脈性心停止、徐脈、頻脈
急性冠症候群、脳卒中などのアルゴリズムがあるのです。
これを暗記しておいて、実際に実技をやっていくんですが
頭で覚えているのと、実施できるということ間には
結構な溝というか違いがあるんですよね。
頭で理解していても、カラダが動かなくちゃ意味がない!わけです。

実技はモデル人形さんを相手に行なうのですが
これがまたリアルで設定が本物っぽくて、非常に良いのです!

「動悸を主訴にやってきた60歳の患者さんです。
意識はあります、血圧は110/-でした。はい!スタート!」
みたいな感じで、設定があってはじまります。

member2.gif

患者さんに声をかけ、メンバーを集め
酸素投与して、静脈ラインをとって、心電図をつけて
「頻脈ですね、患者さんの状態はひとまず安定しています。
QRS幅は狭いし、リズムは規則的だからアデボス10㎎の静注を・・・」
なんて言っている間に、患者さんが「うぅ~~~」と言い出して
意識がなくなって、心電図波形がVFになる。
「VFです!150Jで除細動します!離れてください!」
バンッ!とショックをして、すぐにCPRを行なう。
「ボスミン1㎎準備しといてください!」等等言いまして
2分後、心電図の評価をしたら、今度はPEAになった!
「波形は出てますが、脈は触れません!CPR続行!」
「ボスミン1㎎IVしてください!アトロピン1㎎準備して!」
とかやるわけですね。
そしてその間にも、何故この患者さんがこの状態になったのか
を一生懸命、診断しなくてはいけないわけです。
「高K血症が考えられるので、採血とってください」とか。

いくらアルゴリズムを暗記していても
実際にやるとなると、焦りますし、頭の中は真っ白になりますし
次は何をしたらいいんだっけ・・・何を準備しておくべきだっけ・・・
というのが、なかなかスムーズにはでてきません(笑)

頻脈がVFになりPEAになり、「次の治療は・・・」とアワアワ
しているのに、CPRの換気が上手くはいらず、「胸が上がらない」
という状況になったりもする。
エアウェイを入れるように指示してみたり、二人法でやったり
そんなことをしていると、CPR5サイクル後の心リズムチェックの
時間があっという間にやってくる(泣)

しかも1セット、8分か10分あるんですよ!
その間に心電図も患者さんの状態も変化する。
オプション(?)で、「患者さんが吐きました」というのもあり
「顔、横向けて!」「吸引してください」というのもありました。
いや~大変。いや~でも、ドキドキワクワクします!
(ワクワクって・・・不謹慎ですね)

やってみて一番に感じたことは
「ドクターは想像以上に大変なんだ・・・」ということ。

member3.gif

救急の現場でチームリーダー役をとるのはおおむね医師です。
あの分刻みの状況の中で、患者さんを助けるために
状態を判断して、指示を出して、さらに診断すべく
原因検索のための検査をして、心拍の復活を願う・・・。
予測して動けるメンバーや、指示を確実にこなすメンバーが
そろっていれば、それはそれでとても力強いですが
中には、新人ナースのように、素人さんに近い人もいたりする。
そうすると、指示しても動けなかったり、時間がかかったりします。
でも、患者さんの状態は待ってはくれませんから
そういう状況もコントロールしながら、最善を尽くさなくてはならない。
看護師とは責任の重さが・・・やっぱり桁違いなんだなと実感。

そして、そんな現場だからこそチームワークがとても大切ということ。
声を掛け合うこと、励ましあうこと
患者の状態を共有しながら考え合うこと
三人寄れば文殊の知恵ともいいます。
お互いの知識を出し合って、原因を検索したり
間違いがないように確かめあったりすることは
本当に本当に大切なことだと思いました。
看護師も質の高いメンバーシップを発揮しなくては!

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

2日間の最後には、筆記と実技のテストがあります。
グループには、ACLS数回目の救急ドクターがいました。
この方の実技テストは、もうパーフェクツ!
指示が的確で、チームコントロールもすばらしいっ!

私も実技テストでOKをいただいたのですが
どうにも納得ができず(あまりに完璧なのを見せられた後だったので)
「もう一度、やらせてもらっていいですかっ!!!」
と思わず申し出てしまいました(爆)
せっかく高いお金を払っているのだから
やらせてもらえるのならやらないと損じゃないですか!

すると寛大なインストラクターとメンバーの方々からOKが!
もちろん救急のドクターのようにパーフェクツにはできませんが
自分なりには納得できたので、よかったなぁと思いました。
インストラクターの方々はとてもとても親切で
いっぱい質問して、いっぱい教えていただけました。

一部では賛否両論あるACLSですが・・・
一度やってみると面白いと思います。
少なくとも、知らないよりは知っていたほうがいいですし
興味をもたれて「どうしよう」と躊躇している方は
是非!体験してみることをお薦めいたします★

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Comment
292
私が受けたときは、ナース一人でさびしかったですが、女医先生と親しくお話できて、貴重な交流ができました。
ACLSは確かに面白く、勉強になりますが、
実際の医療現場では、ナースは薬剤投与、挿管などできません。
せっかくの資格がもったいないなぁと思います。
293
> みやびさん

さすがICUナースさん!すでに取得済みなのですね!
確かに実際の医療現場では、エピやらなんやらは、ナースがIVできませんよね。医師の指示下でいろいろIVはしていましたが、さすがに循環に直接関係する薬はできませんでした。挿管はもちろんできません。だから「ACLSなんて取ったって・・・」という人がいて、私の周りでも賛否両論です。
ACLSがあるからといって、何か特別なことができるわけでもないので、確かに資格としてはもったいないと思います(しかもあの対価に対しては・・・)。まだまだ「知っていて損はないよ」程度の資格なんでしょうね。今後、変わっていくのでしょうか・・・?
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