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配膳ナース

お食事の時間がやってくると
俄然、張り切るナースKちゃん。

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「お待たせいたしました~。塩分制限6グラム食のT村様~♪」
「こちらは春限定,カロリー制限食1500で~す」
配膳の時、マジ楽しそうだ・・・.

Kちゃんの配膳は、デ○ーズ仕込み。
踊るように軽やか。高校から短大までずっとバイトしてたそうです。

食べたくないな~と思っている患者さんたちも
Kちゃんが配膳するとなんだか楽しそう。

『不味いから、食欲ないから、食べん~』という患者さんに対しては
「食べなくていいですよ~。でもぜひ見て下さいよ!」
「見たら感想を教えてください!」
「まったく、このサラダのきり方は何だ!でもいいですよ~」
「不味いも大歓迎!どういう風に不味いか私に教えてください!」
そういいながらKちゃんは配膳をしていきます。

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『スープは、あんなんじゃ食べれん』
「他の患者さんにもスープが不評だった!なんでですか?」
『味が薄い上に、ザラザラするからいけないんだ』
「ザラザラ?ドロドロじゃなくて?」
患者さんはスープを再び少し口に含んでザラザラ感を確認。
手もつけなかった患者さんが、自ら口に運んでるじゃないですか!

「なんだかわからないからかじってみたがやっぱり不味い」
『かじってみたんですか?で、なんだったんですか?』
「んん~,こりゃ、大根か?!」
そんな会話を続けつつ、患者さん再度、正体を確認すべくかじり、かじり。
かじっている間に1口食べちゃったじゃないですか!

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Kちゃん曰く「食事って楽しく食べないと栄養にならない!
食べられなくてもいいんです、食べようと思うことに意味がある。
食べられない、食べたくないのに食べろ食べろって拷問。
制限を守らなきゃいけないことも、食べなきゃいけないことも
本人が一番わかってる。調子が良くて美味しければ
たいていの人は何も言わなくても食べるんだよ」

むむむ・・・真髄だな。
看護師ってついつい「食べて、食べて」って関わりがち。

「どうやったら食事に興味をもってもらえるか
どうやったら少しでも苦痛なく食べられるか
どうやったら身体にハッピーな食事になるかが
ポイントなのに、食え食えって拷問だよ」

確かに、確かに。その通りでございます。

ヘンダーソンさんは「看護の基本となるもの」の中で
2番目に「患者の飲食を助ける」って書いてますもんね。
食べることは人間にとって、そのくらい大切なこと。
その時間が苦痛となれば、患者さんは本当にツライ・・・。
Kちゃんは私達にそんなことを気づくきっかけを与えてくれます。

「配膳だってナースが運んでこそでしょ?
配膳の人が運んじゃったら、一番肝心な患者さんの
食事に対する思いの表出場面を見逃すことになるんだよ!」
そうしてKちゃんは自分の患者さんのお食事を
配膳さんから受け取って必ず自分で運びます。

そして今日もKちゃんは、患者さんにハッピーなお食事タイムを
提供すべく、デ○ーズ仕込みの配膳をするのでした。

時にはこんなやりとりも・・・
「うわっ!それ不味そうだね。ポイだよ!ポイッ!」
『お前にそう言われると、意地でも食べたくなるな・・・』

食事もコミュニケーションですね。

ちなみに蛇足ですが、ヨヨコは最近、家の近所のパン屋にハマリ気味。
ベーグルが絶品なのです(幸)

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Comment
39
プロですねぇ
Kさん尊敬します。確かにそうですよね。
ただでさえ塩分がすくなかったりしておいしくないって言われることの多い食事を「食べろ食べろ」って言われたらよけいに食べたくなくなりますよね。
患者さんの手助けをすることがわたしたち看護師の仕事。
勉強になりました
40
>まつこさん

こんにちは~。怒涛の勤務が続く中、コメント有難うございます。
看護師になると「やらなきゃ!」みたいな気持ちと溜め込んだ知識が優先してしまって患者さんの当たり前の生活が見えなくなってしまうことがあるんですよね・・・(反省)。
Kちゃんのすごいところは、そういうところに流されず「人間として一番大切なこと」みたいな視点からぶれないところだと思うのです。
私はすぐに流れちゃうので(汗)、Kちゃんを見習いつつ頑張る次第です!
41
食事ってエネルギーを取り込むことで、
その時に楽しく食べられたら
プラスエネルギーを食べてるような気分になり、
吸収率とか良さそうな気がします。
今回もすてきなエピソード、
心が明るくなりました☆

それと、メッセージをありがとうございました!
とってもうれしかったです♪
43
入院するとどうも食べられなくなるのでいけないと知りつつ嘘の申告をしていました。一口でも食べれば半分、半分食べたら全部と虚偽の申告をしていました。何故かいつの間にかばれていましたが。下膳もふらふらしながら必死でやって勿論ネームプレートは配膳車の上に置いて。その内看護師も主治医も食べろ食べろでご飯のたびに泣いていました。必ず訪室されて食べた量をチェックされて嘘もつけなくなって追い詰められてしまってご飯の時には逃げていました。しかも部屋の中のシャワー室・・。そこが歩ける限界だったから。不思議なんですがご飯がまずいとか不満があるわけじゃなくて・・。何でかな??そんな必死な感じでどうにかごまかしていました。ごめんなさい・・。だから私は患者さんがご飯を食べられなくても何も言いませんでした。言えなかったという方が正解ですね。ご飯が楽しみっていう毎日が大切だと分かっています。でも私の食欲不振で栄養部の部長が来て「うちの(病院)のご飯は美味しくないですか」と怖い顔で言われた時には思わず怖くて黙りました。何で叱られるのか分からないものの謝るしかなくて惨めでした。良い思い出じゃなくてごめんなさい・・。
44
>雪かのこさん

消化などの胃腸の働きを司っているのは副交感神経で
この神経はリラックスする時の神経なのです。
だから楽しく食事をすると副交感神経が働いて
胃や腸の働きを実際に良くしてくれるみたいですVv
もちろん吸収も。カラダって正直ですな~。
イライラして食べると、美味しくないですもんね。
46
>ぱのさん

>看護師も主治医も食べろ食べろでご飯のたびに泣いていました。
>食べた量をチェックされて~ご飯の時には逃げていました。

・・・ツライ(泣)ツラ過ぎます。うぅ。看護師さんも主治医ももしかしたら、「食べてもらわないと身体が・・・」という思いで介入したのかもしれませんが、これはツライ・・・。最後のトドメが栄養部長訪室ですか。本当になんで叱られなきゃなんないんだ~!!!って感じですよね。
患者のためと思ってやっていることは本当に患者のためになっているのか、裏目に出ていないのか、それはコッチ(医療者側)の都合じゃないのかって、本当に考えなくてはいけないなって思いました。
良い思い出じゃなくて全然いいですよ!ぱのさんの貴重なエピソードが聞けました。
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ご訪問いただき有り難うございます。当ブログはナースyoyocoの日常を綴った”勝手に看護覚え書”です。ほぼ自己満足で出来上がっており、医療に役立つ内容にはなっておりません。日々働く中で考えたこと、感じたこと、そして周りの楽しい仲間達について、私的視点から描いています。興味のある方はどうぞご覧ください。

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