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なーすこーるノ意味

【入院体験話⑤】
患者さんがどんな気持ちでナースコールを押しているかを
考えたことがありますか?
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入院している患者さんは、案外気軽にナースコールを押せないものです。
ましてや、ワタクシ同業者でしたので、特に!
入院中はナースコールを押せませんでした。

「この程度のことで呼んでも悪いよな~。ラウンドを待とう。」
「あ~この時間はイブニングケアの真っ最中だから忙しいよね。」
「忙しそうだな、バタバタしてるな、呼ぶのどうしよう」

患者さんって思った以上に看護師さんに気を遣ってるんですね(驚)

でも一度だけ、どうにも吐き気と頭痛がおさまらなくて
我慢に我慢をした後に、ナースコールを押したことがあります。
私にしてみれば、我慢MAXで、もう最後の頼みの綱!と思って
押したナースコールでした。
つまり極限状態でのコールだったわけです。

・・・しかし、ナースコールは♪~♪~♪~と鳴っているのですが
どなたからもなかなか応答がありません。
「早く~、早く~!死んじゃうよ~!!!」
大げさかもしれませんが、このくらいすがりつきたい心境だったのです。
たぶん1分も待たされていないと思うのですが
本当に応答までが長く感じました。

そして「どうされましたか~?伺いま~す」という応答から訪室までが
長いこと!長いこと!長いこと!?!
それだって、自分で感じている時間よりずっと短い時間だったと思うのです。
でも待つ身の患者にとって、それは本当に長いと感じられるのです。

私は今までナースコールについて
こんなに真剣に考えたことはありませんでした。
「患者さんが看護師を呼ぶためのもの」
程度の認識しかなかったといっても過言ではありません。
でも、自分の経験を通して、患者がどんな気持ちでコールしているのかを
考えずにはいられなくなりました。

もしかしたら「ちょっと看護師さん、リモコンが落ちたから拾って」
程度のコールの方が多いのかもしれません。
でもその中の1回に、自分と同じ気持ちでコールする人がいるかもしれません。

私にとっては「ナースコールは最後の砦」だったからです。

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コールが頻回の患者さんなどがいると
ついついナースコールをとるのもウンザリしてしまいます。
「またか・・・」という心境になります。
でもそういう患者さんでも、次のコールは極限状態のコールかも知れません。

そう思いはじめてからは、ナースコールがなったら
できる限り迅速に落ち着いた態度で対応するべく努力しています。

・・・努力と書いたのは、やっぱりコールが頻回の患者さんに当たると
「またか・・・」と思ってしまう、なんとも人間のできていない私だからです(反省)


看護師失格デスカ?

【入院体験話④】
またか・・・と思う方、飛ばしてくださいね。
今回は『看護ってなんだろう』という話です。

相変わらず熱は38度台が続いていて頭と関節はズキズキでした。

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ラウンドに来た看護師さんに「頭が痛いんです・・・」と訴えたら
「そうですね、ずっと熱が続いているからね」と答えてくれました。

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次の看護師さんに「頭が痛いんです」と訴えたら
「炎症所見が高いからね。でも下がってきてるから大丈夫」といわれました。

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他の看護師さんに「頭が痛いんです(涙)」と訴えたら
「だったら痛み止め使う?先生に聞いてみるよ?」とのことでした。

誰も、私の痛い頭に手を伸ばしてくれる看護師さんはいませんでした。

↓↓↓

ずっと持続点滴が続いていて、点滴の刺入部がチクチク。

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看護師さんに「点滴のところが痛いんです・・・」と訴えたら
「う~ん、漏れている様子はないし・・・もう少し様子を見ましょう」といわれました。

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次の看護師さんに「やっぱり痛いんです」と訴えたら
「ベースがラ○テックからT3に変わったからかもね・・・」といわれました。

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他の看護師さんに「点滴が痛いんです」と訴えたら
「あとちょっとで終わるから、もう少し頑張りましょう」といわれました。

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ついでにラウンドにきた医師に「痛いんです」といったら
「あんまりそういう人っていないけど・・・気にしないで」といわれました。

誰一人として、痛みを何とかしようと思ってはくれなかったのでしょうか?

頭が痛いとお話した時、看護師さんは頭痛の理由を
私に教えてくれました。
点滴が痛いと訴えた時、看護師さん(および医師)は
自分なりのアセスメントを聞かせてくれました。

患者だった私は、痛みの理由を説明してほしいわけでも
アセスメントを聞かせて欲しいわけでもありませんでした。
今、ここに存在する苦痛を何とかして欲しいと思っただけだったのに。

メソメソしていたら、掃除のおばちゃんがやってきて
「泣くんじゃないよ!大丈夫」といって
私の額に手をあてて、布団をポンポンしてくれました。
(掃除のおばちゃんは私がここのナースなのを知ってましたので)

もうその時は涙が溢れてきてしまって泣いてしまいました。
ああ、これが看護じゃないのかな・・・。

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看護師さんが悪いのではないと思います。
「理由を説明して患者さんを安心させよう」
看護師さん達はそう思って、一生懸命説明してくれました。
私が臨床にいた時も、きっと同じことを意識もせずにやっていたハズです。
でも看護師の視点の患者の視点はこんなに違うこともある・・・。

訴えの多い患者だなと思われたかもしれません。
神経質な患者だなと思われたかもしれません。
私が看護師の立場だったら、そう思ってしまう可能性があるから。

あ~あ。本当に私は患者のことが何もわかっていなかったなぁ・・・。
知らない、わからないことでこんなにも患者さんを傷つけているんだな。
看護師経験●年、看護師失格・・・と思った出来事でした。

→NEXT⑤へ

オバケ見マシタ!

【入院体験話③】
凝りもせずにまたしても入院体験についてです。
飽きた人はすっ飛ばしてくださいね。

病院の夜といえば、怪談がつきものです。
でも今回は怪談じゃありません。
本当に「見た」んです。
何を?
もちろん、お化けをです(恐)

ちなみにこの時も38度くらいの熱がでており
看護師さんが医師の指示で解熱のための筋肉注射を打っていった後でした。
すっごい痛くて、朦朧度はさらにアップした状態だったとお考えください。

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空きベッドがないため、ヨヨコは個室に入れられていました。
午前1時の看護師さんのラウンドがくる前くらいに
目を覚ますと、入り口付近にボ~ッと何やら影がみえます。

「・・・?アレ?ここ個室なのに?誰だろう?」
黒い影はずっと入り口の横に立っているだけでした。
黒い影は人みたいに見えるし、でも人じゃないような感じでもありました。
大人の影と子どもの影みたいに2人が立っていました。
不思議なことに恐くはなかったです。
なぜなら、影が笑っていたから。
でも顔も真っ黒なのに、どうして笑っているって思ったんだろう?

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そこでラウンドにきた看護師さんに言いました。
「すいません、入り口のところにずっと人がいるんですけど」
『??!!!えっ!?・・・誰もいないですよ?!』
「いるじゃないですか。そこ。見えないんですか?」
『・・・・・・』
「出て行くように言ってください」
『誰もいませんよ。寝てくださいね』
「でも・・・そこに立ってますよ?」
『いませんよ。寝てください』

そうして看護師さんは出て行ってしまいました。

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「いない・・・て?そこにいるじゃんか・・・」
それからしばし入り口の壁を眺めていましたが
黒い影はずっとそこにいました。
その後は、私もウトウトしてしまい、気がついたら朝になっていました。
黒い影はもう、いませんでした。

見舞いにきた人に「お化けみたよ!」と言いまわったのですが
「朦朧としていて幻覚をみたんだよ。せん妄でしょ」とのこと。
よく考えればその通り。そうかあれはせん妄か。せん妄ってすごいな・・・。

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きっと看護師さんの朝の申し送りでは
『102号室の患者、夜は熱のせいか、せん妄状態でヤバかったよ』
とか申し送られてしまったのではないでしょうか・・・。

でも本当に見えたんです。看護師さんは見えないっていったけれど見えてた!
ああいう時、いくら本当のことをいわれても
見えている人には見えている事実しかない。
看護師さんから見たら、オバケが見えるといった私は相当ヤバイ人だけど
私からしてみれば、「どうしてこの人見えないのかな?」とむしろ不思議。

その人には、その人の真実がある。いや~深いですね・・・。

→next④へ

行動ニハ意味ガアル

【入院体験話②】
引き続き入院体験についてお話します。
今回はヨヨコがベッドから転落したお話です(爆)

入院中、38度くらいの熱が続き、頭痛と気持ち悪さが続いていたので
ご飯を食べることもままならず、夜もぐっすり眠れず
起きているんだか寝ているんだか自分でも朦朧とした日々が続きました。
そんなある日、私は何かをベッドの下に何か落っことしました。
(本当に落っことしたのか、何だったかさえ、朦朧としていて詳細不明)

「落っことした・・・拾わなきゃ・・・」
考えたことはたぶんそれだけだったと思います。
そして手を伸ばしました。

意識がしっかりしている時ならば
絶対に寝たままではベッドの下に手が届かないことはわかるはずです。
しかし!ここは朦朧とした頭がなせる業。
何故かベッドと床は10cmくらいしか差がないように思えたのです。

「拾える・・・拾える・・・」
そう思って手を伸ばしているのに、ちっとも届かない。
どうしてだろう?・・・と、どんどんベッドから身を乗り出していくうちに・・・


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「!!!!!!」

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落ちました。しかも落ちてもしばらく何がなんだかわかりません。
「な・・・なにが起こったの???」

そこへ看護師さんたちがやってきて、ベッドへと拾い上げてくれました。
『危ないじゃないですか!』
『どうしてそんなことするんですか!』
『無理したって何にもならないんですよ!』
厳重注意を受けてしまいました(汗)

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きっと看護師さんたちもビックリしたんだろうなぁ・・・。
真夜中の出来事でしたし。

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でもね・・・
危ないって思わなかったんです。
モノを拾おうと思っただけなんです。
無理なんて思わなかったんです。
だからそんな風にいわれても・・・悲しくなってしまう。
一番ビックリしてしたのは、私自身だったのに。
看護師さん、悪気はなかったかもしれないけれど・・・恐かったです。

手術の後とか個室に入った患者さんで、私と同じように朦朧としていて
同じように危険動作をしてしまう人がいるんだろうなと実感しました。
本人は別に無意味な行動をしているわけでも
危ないことをしようとしているわけでもないんです。
ただ、大丈夫だと思って行動しただけ。

看護師さんたちにはそこをわかって欲しいなと思いました。
(・・・というか、私も看護師として考え直さねばと思いました)

患者さんの行動には、他者から見て「えっ!?」と思うような行動であっても
何かしらの意味があるんですね。
行動を否定しないで、その行動が何かしらの意味をなしていると受け止めた上で
安全に安楽に過ごせるように考えていかなくてはいけないなと思ったのでした。

→next③へ

入院シタコトアリマスカ?

【入院体験話①】
入院シタコトアリマスカ?

今回は、過去の入院体験についてお話したいと思います。
患者の側から医療や日頃の看護を見てみるのも新鮮です(笑)

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【入院体験データ】
疾患名:伝染性単核球症(←ショボイ・・・)
既往歴:なし
現病歴:ずっと風邪気味で体調不良が持続。
内科にて薬物が処方されていたが内服しても一向に回復せず。
38度代の熱発が持続するが、夜勤のリーダーが続いていたため
ボルタレン等で解熱し、仕事を続けていた(←バカ丸出し)。
さすがに見かねた同僚が同期の医師に診察を依頼(これが耳鼻科)。
診察と血液検査の結果、上記診断。この時、肝臓腫脹、肝機能300の状態。
医師からは「アンタ、看護師じゃろ・・・」と飽きられ、即日入院となる。

★ちなみに伝染性単核球症は幼児期にかかってしまえば症状すら
ほとんどでないですむ病気だそうです(90%の人は感染済みとか)。
それなのに、不運としかいいようがありませんが、罹ってなかった・・・。
20歳を超えて感染したので、なんだかひどく症状がでてしまったそうな★

pt3.gif

診断がつく前までは、ツライな、ダルイなと思っても
「何をこんなことで!私は夜勤のリーダーが続いているんだから!」
という仕事をするくらいの気力があったのですが
診断がついて「入院ね」と言われた途端、急に倦怠感が増強しました。

「ツライ・・・だるい・・・あれ?どうして今まで大丈夫だったのに?」

本当に歩くのも辛くなってしまって、すごい悲壮感が襲ってきましたよ(笑)
人間って・・・つくづく気力がモノをいうんだなって思いました。

もう本当に情けないくらい弱気になってしまって
「治らなかったらどうしよう」「このまま悪くなっちゃったらどうしよう」って。
ツッコミたくなるくらいに弱気になってしまいました。

ココロとカラダはやっぱりつながってるんだなぁ・・・。シミジミ。

そう考えると患者さんの気持ちを支えるって病気を回復させる上で
非常に大切なんだなよなぁ・・・と実感しました。


pt7.gif


とにかく辛かったのは熱発と頭痛と気持ち悪さ。
そして寝心地の悪いマットと硬い枕!
ベッドは患者さんの生活空間なのにどうしてこんなに非快適なんだろう・・・。
フカフカのお布団で眠りたい!お布団が寒い!
こんなベッドじゃ身体が痛いよぉ!

看護師として毎日、患者さんのベッドを見ていたのに
どうして今までそのことに気がつかなかったんだろうと思います。
そして末期のガン患者さんなどがもしこんな風に私と同じ思いを
していたとしたならば、そこを整えることのできなかった私は
一体何をしていたのだろうと、涙が出てきてしまいました。

身体とマットの間に毛布を一枚引いて、ちょっとやわらかくするだけでも
ぜんぜん身体の感じ方は違います。

病院のベッドはみんな同じようなものだけれど
あれが「当たり前」だなんて思ってはいけないんだなと実感。
シーツがピンと伸びていたって、それだけで「快適」なんて
思ってはいけないんだな・・・と実感(涙)。

そんなこんなでヨヨコの入院生活は始まったのでした。

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